教育業界に強いAI開発会社おすすめ15選!5つの軸で同業者が選定

教育現場でのDX(デジタル変革)が急速に進む中、AI技術を活用した学習支援や業務効率化への注目が高まっています。

しかし、「どの会社に依頼すれば良いのか分からない」「予算に合った開発会社を見つけたい」といった悩みを抱える教育機関や企業も多いでしょう。

本記事では、教育業界での実績やニーズに応じて、おすすめのAI開発会社15社を5つの軸でご紹介します。

教材開発からビッグデータ解析、海外EdTech導入まで、それぞれの特徴を詳しく解説。貴校や貴社に最適なパートナー選びの参考にしてください。

また、本メディアを運営する合同会社ニューラルオプトは、AIシステム開発を得意としています。

「失敗リスクを最小化する」をコンセプトにすることで、通常の開発会社に比べて以下のメリットがあります。

  • 課題起点で提案するので、「作ったものの効果がなかった」を防げる。
  • 組織が活用するまで支援し、「使いこなせない」を防ぐ。
  • 運用しつつ主体的に改善し、費用対効果を最大化していける。

開発外注による失敗リスクを大幅に抑えられますので、ぜひ弊社の受託開発サービスをご検討ください。

目次

各社の概要と特徴一覧

会社名最大の特徴どんなケースにおすすめか
デジタル・ナレッジeラーニング専業20年。生成AI活用の教師支援AI「Teacher’s Copilot」で教材作成からQ&A対応までサポート教材のデジタル化・個別最適化を包括支援してほしい場合(企画~LMS構築・運用までワンストップ対応)
mugendAI東大発・生成AI特化のEdTechスタートアップ。教材自動生成&対話型AIで教師の負担軽減と生徒の個別学習を両立生成AIで教材開発や添削を効率化したい、新しいAI学習体験を取り入れたい場合(先進技術の試行に前向きな教育機関向け)
JDSC東大松尾研発のAIコンサル企業。多業種のDX実績豊富で、教育向けにも日本語教材自動生成AI「にちぶん」を開発教育ビッグデータ分析や生成AI活用をプロと進めたい場合。AI戦略立案から開発まで伴走支援が欲しいケース
Nextremer高知発のAIベンチャー。対話・画像等のモデル開発を高品質×低コスト×短納期で実現し、教育向けにも実績あり小予算・短期間でAI導入を試したい場合。PoCから安価に始めて効果検証したい学校・企業に最適
ミライスタートSIer系開発会社。「AI開発をもっと日常に」がモットーで**低価格PoCプラン(300万円~)**を用意。運用UIにも配慮限られた予算でまずPoCを実施したい場合。既存システム連携やUI改善まで含め低コスト提案が欲しいケース
エクサウィザーズ導入500社超。自社AI基盤exaBaseを活用したパッケージ型AI開発に強み。DX課題を一気通貫サポート実績豊富な大手に任せつつコストも抑制したい場合。既存AIモジュールを組み合わせて迅速に導入したいケース
ウサギィNLP技術が卓越。テキストから項目抽出・誤字検知可能で記述答案のAI分析に応用力。調査~改善の反復で最適解を構築記述式答案や文章データをAI分析したい場合。既製品では難しい独自テキストマイニングを実現したいケース
FRONTEO法務AIで培った高精度テキスト解析エンジン「KIBIT」保有。膨大な文書データから重要な示唆を抽出するソリューションに強み大量の教育文書やログから知見発掘したい場合。ベテラン教師の知見共有等、人の暗黙知をAI活用したいケースに適合
アーニーMLG音声認識特化の注目企業。雑音下でも高精度な日本語音声AIを開発し、継続学習でモデルが進化。発音評価等に最適語学の発音チェックや口述答案の文字起こしなど音声AI活用ニーズ向け。高精度な日本語音声認識が必要な場合に
EduLabグローバルEdTechのハブ。海外EdTech投資・提携豊富で最新技術を日本導入。AI英語添削「UGUIS.AI」等プロダクトも展開海外発の先進EdTechを導入したい/海外展開したい場合。世界的なEdTech知見に基づきローカライズや市場展開を支援
アフレル教育用ロボット導入の草分け。LEGO®教材の正規代理店で教材+指導法をセット提供。研修・大会運営も対応海外製プログラミング教材(ハード)を導入したい場合。教材選定から教師研修、クラブ活動支援まで一括して任せられる
ネットラーニング国内最大級LMS事業者。導入6000社、多言語対応LMSと豊富なコンテンツ群。海外MOOCとも提携しグローバル教材提供力◎海外のオンライン講座を社内研修等に活用したい場合。日本語サポート付きで世界標準のLMS・教材を導入できる
AVILEN戦略立案~開発~人材育成までワンストップ支援。99.5%精度のOCR等独自AI技術あり。納品後の研修も充実システム開発+社内AI人材育成までセットで依頼したい場合。内製化まで見据えて伴走支援してほしいケース
ブレインパッドデータ活用の総合支援企業。構想策定からモデル開発、運用基盤構築、社員研修まで一貫対応。分析内製化支援に定評AI・データ分析を社内に定着させたい場合。プロジェクト後、自社で改善を回せる組織作りまで手伝ってほしいケース
みずほR&Tメガバンク系DX会社。官公庁含む大規模案件実績豊富。AI導入アセスメント~PoC~開発~運用保守まで一括対応大規模でセキュリティ重視のAI導入の場合。企画段階から契約・運用まで抜かりなく進め、研修含め成功させたいケース

客観評価による比較表

各社を「費用の安さ」「課題解決能力」「教育業界実績」「セキュリティ遵守」「スケーラビリティ/保守性」の5つの軸で5段階評価(1=劣る、5=優れる)した結果は以下の通りです。

会社名費用の安さ課題解決能力教育業界実績セキュリティ遵守スケーラビリティ/保守性
デジタル・ナレッジ34545
mugendAI34233
JDSC25344
Nextremer54334
ミライスタート53133
エクサウィザーズ35255
ウサギィ44333
FRONTEO24155
アーニーMLG34333
EduLab25554
アフレル33534
ネットラーニング43545
AVILEN34354
ブレインパッド25255
みずほR&T25355

教材開発から相談できるAI開発会社

教材作成の段階からAI活用を検討したい教育機関におすすめの企業をご紹介します。

  • デジタル・ナレッジ
  • 株式会社mugendAI
  • 株式会社JDSC

デジタル・ナレッジ

https://www.digital-knowledge.co.jp/

項目内容
会社名デジタル・ナレッジ
最大の特徴eラーニング専業20年。生成AI活用の教師支援AI「Teacher’s Copilot」で教材作成からQ&A対応までサポート
どんなケースにおすすめか教材のデジタル化・個別最適化を包括支援してほしい場合(企画~LMS構築・運用までワンストップ対応)
費用の安さ課題解決能力教育業界実績セキュリティ遵守スケーラビリティ/保守性
34545

デジタル・ナレッジは、教育業界で20年以上の実績を誇るeラーニング専門企業です。同社が提供する「Teacher’s Copilot」は、生成AIを活用した画期的な講師支援システム。既存の教材を登録するだけで、多様なバリエーションの教材を自動生成できます。

最大の魅力は、教材作成から学習管理システム(LMS)の構築、運用サポートまでを一貫して任せられること。1200件以上の導入実績があり、学校や企業のニーズを深く理解している点も安心です。

生成AIによる24時間質問対応機能や、学習者一人ひとりに合わせたアダプティブ学習支援など、最新技術と教育現場の知見が融合。「教材をデジタル化したいが、何から始めれば良いか分からない」という教育機関には特におすすめです。

株式会社mugendAI

https://mugendai-inc.com

項目内容
会社名株式会社mugendAI
最大の特徴東大発・生成AI特化のEdTechスタートアップ。教材自動生成&対話型AIで教師の負担軽減と生徒の個別学習を両立
どんなケースにおすすめか生成AIで教材開発や添削を効率化したい、新しいAI学習体験を取り入れたい場合(先進技術の試行に前向きな教育機関向け)
費用の安さ課題解決能力教育業界実績セキュリティ遵守スケーラビリティ/保守性
34233

2024年創業の東京大学発スタートアップであるmugendAIは、「教育の可能性を無限大に」というビジョンのもと、最新の生成AI技術を教育現場に届けています。

同社の強みは、教師向けのAI教材生成プラットフォームと、生徒向けの対話型AI学習アシスタントの両面を提供している点。

教師の教材準備時間を大幅に短縮できるAI自動生成機能は、プログラミング教育必修化などで増加する業務負担への対策として注目されています。

また、生徒一人ひとりと対話しながら個別最適化された学習支援を行うAIチューターは、従来の一斉授業では実現困難だった細やかな指導を可能に。

創業間もないため実績はこれからですが、最新技術の教育活用に意欲的な学校にとっては魅力的な選択肢といえるでしょう。

株式会社JDSC

https://jdsc.ai

項目内容
会社名株式会社JDSC
最大の特徴東大松尾研発のAIコンサル企業。多業種のDX実績豊富で、教育向けにも日本語教材自動生成AI「にちぶん」を開発
どんなケースにおすすめか教育ビッグデータ分析や生成AI活用をプロと進めたい場合。AI戦略立案から開発まで伴走支援が欲しいケース
費用の安さ課題解決能力教育業界実績セキュリティ遵守スケーラビリティ/保守性
25344

JDSCは東京大学松尾研究室発のAIスタートアップで、500社以上への多業種AI導入実績を持つデータサイエンスのプロフェッショナル集団です。

教育分野では、外国人学習者のニーズに応じた日本語教材を自動生成するサービス「にちぶん」を開発し、注目を集めています。

同社の最大の強みは、高度なAI研究力とビジネス実装力を兼ね備えていること。既存のAI手法評価から新規モデル研究開発、ソフトウェア実装まで一気通貫で対応できます。

「自社内にAI専門家がいない」「PoC(概念実証)段階から専門チームの支援を受けたい」という教育機関には特に適しているでしょう。コンサルティング要素が強いため費用は高めですが、確実にAI活用の成果を出したい組織には頼もしいパートナーです。

低予算でも対応可能なAI開発会社

予算が限られている中でも、AI導入を検討したい教育機関におすすめの企業をご紹介します。

  • 株式会社Nextremer
  • 株式会社ミライスタート
  • 株式会社エクサウィザーズ

株式会社Nextremer

https://www.nextremer.com

項目内容
会社名株式会社Nextremer
最大の特徴高知発のAIベンチャー。対話・画像等のモデル開発を高品質×低コスト×短納期で実現し、教育向けにも実績あり
どんなケースにおすすめか小予算・短期間でAI導入を試したい場合。PoCから安価に始めて効果検証したい学校・企業に最適
費用の安さ課題解決能力教育業界実績セキュリティ遵守スケーラビリティ/保守性
54334

高知県を拠点とするNextremerは、「高品質×低コスト×短納期」を実現する開発力が最大の魅力です。自然言語処理や画像認識の高い専門性を持つエンジニア陣が、データの高品質化からモデル実装まで密に連携する開発体制でコスト圧縮を実現しています。

教育分野では、子ども向けAI体験ワークショップを定期開催するなど、社会貢献活動を通じて現場のニーズを把握。この経験を活かし、学校や自治体の限られた予算内でも導入しやすいソリューションを提供できます。

データ加工・アノテーション(データにラベル付けする作業)を自社内で完結することで外注コストを削減し、予算内で最適なモデル構築が可能。

「まずは小規模にAI導入を試したい」「効果を確認してから本格導入を検討したい」という慎重派の教育機関には特におすすめです。

株式会社ミライスタート

https://www.miraistart.com

項目内容
会社名株式会社ミライスタート
最大の特徴SIer系開発会社。「AI開発をもっと日常に」がモットーで低価格PoCプラン(300万円~)を用意。運用UIにも配慮
どんなケースにおすすめか限られた予算でまずPoCを実施したい場合。既存システム連携やUI改善まで含め低コスト提案が欲しいケース
費用の安さ課題解決能力教育業界実績セキュリティ遵守スケーラビリティ/保守性
53133

「AI開発をより身近に」を掲げるミライスタートは、高額化しがちなAI開発市場の改革を目指すSIer系企業です。最大の特徴は、300万円台からのAI試験導入パッケージを用意していること。

通常のシステム開発の延長でAIを提供できる体制を整え、初めてAI開発を外注する企業でも安心して相談できます。

SIer出身の強みを活かし、既存システムとの連携や運用現場のUI(ユーザーインターフェース)改善まで考慮した提案が可能。技術だけでなく使い勝手まで配慮した開発を行います。

また、助成金活用支援や安価なクラウドAIサービスの組み合わせなど、顧客予算内で最大効果を出す工夫にも長けています。

教育業界での専門実績は限定的ですが、コストを最優先に考える教育機関にとっては検討価値の高い選択肢といえるでしょう。

株式会社エクサウィザーズ

https://exawizards.com/

項目内容
会社名株式会社エクサウィザーズ
最大の特徴導入500社超。自社AI基盤exaBaseを活用したパッケージ型AI開発に強み。DX課題を一気通貫サポート
どんなケースにおすすめか実績豊富な大手に任せつつコストも抑制したい場合。既存AIモジュールを組み合わせて迅速に導入したいケース
費用の安さ課題解決能力教育業界実績セキュリティ遵守スケーラビリティ/保守性
35255

エクサウィザーズは、日本最大級の統合AIプラットフォーム「exaBase」を提供する実力派企業です。500社以上への導入実績を背景に、既存の汎用AIモジュール(画像解析、時系列データ分析など)を組み合わせたパッケージ型開発に強みを持ちます。

同社の魅力は、ゼロからスクラッチ開発するよりも安定かつ低コストでAIソリューションを提供できること。自社AI基盤の豊富なライブラリを活用し、開発工数を大幅に削減できます。

専門コンサルタントが課題ヒアリングから関わり、データ基盤構築からモデル開発、内製化支援までワンストップで対応。豊富なユースケース知見により、予算内で成果を出すための最適解を提案してくれます。

「信頼性の高い実績豊富な企業に任せたい」「パッケージ活用でコストを抑えながらも質の高いAIを導入したい」という教育機関には理想的なパートナーです。

教育ビッグデータ解析に強いAI開発会社

学習ログや答案データなど、大量の教育データを活用したい教育機関におすすめの企業をご紹介します。

  • 株式会社ウサギィ
  • 株式会社FRONTEO
  • アーニーMLG株式会社

株式会社ウサギィ

https://usagee.co.jp

項目内容
会社名株式会社ウサギィ
最大の特徴NLP技術が卓越。テキストから項目抽出・誤字検知可能で記述答案のAI分析に応用力。調査~改善の反復で最適解を構築
どんなケースにおすすめか記述式答案や文章データをAI分析したい場合。既製品では難しい独自テキストマイニングを実現したいケース
費用の安さ課題解決能力教育業界実績セキュリティ遵守スケーラビリティ/保守性
44333

2006年創業の老舗ソフトウェア開発会社であるウサギィは、自然言語処理(NLP)技術に特化した専門企業です。同社の技術力の高さは、NHK第70回紅白歌合戦でのリアルタイム顔認識システム開発実績からも窺えます。

教育分野では、この高度なNLP技術を活用し、児童・生徒の記述答案から強みや弱みを可視化するソリューション開発が可能。

最大の特徴は、異なる書式の文章から所定の項目を自動抽出したり、誤字脱字を検出する技術力の高さです。コンピュータサイエンス専攻の研究者が多数在籍し、調査・実装・検証・改善のサイクルを繰り返すことで、用途ごとに最適化されたサービス構築を得意としています。

記述式答案のキーワード抽出や傾向分析により、生徒ごとの理解度やつまずきポイントを把握できるエンジン開発が可能。市販ツールでは対応困難な独自の分析要件がある教育機関や、オーダーメイドでアルゴリズムを組んでもらいたいEdTech企業には特におすすめです。

株式会社FRONTEO

https://www.fronteo.com/

項目内容
会社名株式会社FRONTEO
最大の特徴法務AIで培った高精度テキスト解析エンジン「KIBIT」保有。膨大な文書データから重要な示唆を抽出するソリューションに強み
どんなケースにおすすめか大量の教育文書やログから知見発掘したい場合。ベテラン教師の知見共有等、人の暗黙知をAI活用したいケースに適合
費用の安さ課題解決能力教育業界実績セキュリティ遵守スケーラビリティ/保守性
24155

2003年創業の上場AI企業であるFRONTEOは、独自の自然言語処理AIエンジン「KIBIT」を核とした文書解析のパイオニアです。創業時のリーガルテック分野で培った高度なAI技術を、人事・労務など他領域にも展開。

グロービス経営大学院への導入事例では、コンサルタントの暗黙知をAIでナレッジ共有するシステムを構築し、注目を集めました。

同社の強みは、人間の専門家が行う判断プロセスの「勘所」を学習し、類似のパターンをデータから抽出できる技術力にあります。教育分野では、大量の指導記録や評価コメントの中から重要な示唆を発見することが可能。

例えば、ベテラン教師の指導記録からAIが要点を学習し、新任教師へのアドバイス生成に活かすといった知見共有システムの構築が期待できます。

リーガルテック出身の強みとして、セキュリティやコンプライアンスにも精通しており、教育機関や行政の厳格なデータ管理要件にも対応。高度なテキストマイニング案件を検討している教育機関には心強いパートナーとなるでしょう。

アーニーMLG株式会社

https://infinity.pkshatech.com

項目内容
会社名アーニーMLG株式会社
最大の特徴音声認識特化の注目企業。雑音下でも高精度な日本語音声AIを開発し、継続学習でモデルが進化。発音評価等に最適
どんなケースにおすすめか語学の発音チェックや口述答案の文字起こしなど音声AI活用ニーズ向け。高精度な日本語音声認識が必要な場合に
費用の安さ課題解決能力教育業界実績セキュリティ遵守スケーラビリティ/保守性
34333

2019年設立の新鋭企業アーニーMLGは、音声データ解析に特化した深い知見を持つ専門企業です。同社が開発した日本語音声認識エンジン「Olaris」は、雑音の多い電話音声等でも高精度を維持できる堅牢性が特長。

用途別に氏名モデル・数字モデルなど専用モデルを事前準備し、特定領域での認識精度向上を実現しています。

最大の特徴は、実際の音声データと正解テキストを継続投入することで、モデルを半永久的に学習・アップデートできる仕組みを備えていること。

使えば使うほど認識精度が向上する学習型AIとなっており、教育現場の新しい専門用語や言い回しも学習させることで、現場にフィットしたオーダーメイド音声AIに育てられます。

教育分野では、生徒の発話を聞き取って発音や内容の正確さを評価する語学学習AIとしての活用が期待されます。英語スピーキングテストの自動採点や、教室内ディスカッションの自動文字起こし・分析など、音声データを扱う教育現場では威力を発揮するでしょう。

海外EdTech導入実績が豊富なAI開発会社

グローバルな教育技術の導入や海外展開を検討している教育機関におすすめの企業をご紹介します。

  • 株式会社EduLab
  • (株)アフレル
  • 株式会社ネットラーニング

株式会社EduLab

https://www.edulab-inc.com

項目内容
会社名株式会社EduLab
最大の特徴グローバルEdTechのハブ企業。海外EdTech投資・提携実績が豊富で、世界最新の教育テクノロジーを日本に導入するノウハウに優れる。AI採点など自社開発も先進的
どんなケースにおすすめか海外発の優れた教育サービスを日本展開したい、または日本の教育サービスを海外展開したい場合。国際的なEdTech知見とネットワークを活かしたプロジェクトに◎
費用の安さ課題解決能力教育業界実績セキュリティ遵守スケーラビリティ/保守性
25554

「次世代の教育をグローバルで実現する」をミッションとするEduLabは、海外EdTechの知見・ネットワークが群を抜いて豊富な企業です。

米国LearnLaunch社とのパートナーシップ締結をはじめ、海外EdTechスタートアップへの積極的な投資・連携により、世界中の最新EdTech動向を日本に紹介し続けています。

同社の強みは、海外の最新技術・サービスを日本市場向けにローカライズしたり、日本発の教育サービスを海外展開するノウハウを持つこと。

自社開発のAI英語ライティング学習サービス「UGUIS.AI」では、文章自動採点やAIチャット講師機能を搭載し、国際競争力のあるプロダクトを展開しています。

ETS(TOEFL等を運営)との提携実績もあり、グローバル基準の評価システム構築にも精通。海外EdTechファンドへの参画やグローバルコンペティション運営を通じ、世界のユニコーン企業とも接点があります。

日本にいながら世界レベルのEdTechソリューション導入を実現したい教育機関にとって、これ以上ない心強いパートナーといえるでしょう。

(株)アフレル

https://afrel.co.jp/

項目内容
会社名(株)アフレル
最大の特徴海外のEdTechハード(ロボット)導入ならトップクラス。LEGO®公式パートナーとしてロボット教材を全国の教育現場に普及。教材提供だけでなく研修・運営までワンストップで支援
どんなケースにおすすめか海外製プログラミング教材・STEAM教材を導入したい教育機関。単なる物販でなく指導ノウハウ込みでサポートしてほしい場合に最適
費用の安さ課題解決能力教育業界実績セキュリティ遵守スケーラビリティ/保守性
33534

2001年設立以来、教育×ロボットのパイオニアとして国内の理数教育を牽引してきたアフレル。LEGO® Education正規パートナーとして、レゴ® マインドストームやSPIKE™プライムなど世界標準の教材を多数の学校に展開してきました。

同社の最大の特徴は、単なる輸入販売に留まらず、日本の学習指導要領や授業時間に合わせた独自カリキュラム・指導案まで提供していること。

海外発の優れた教材(LEGO®、micro:bit、DOBOT等)をいち早く導入し、日本の学校現場向けにハードウェアからソフト面(指導方法)までトータルに導入支援できる体制を構築しています。

教師向け研修も充実しており、プログラミング教育必修化に対応した実践的なサポートを提供。WRO(World Robot Olympiad)やETロボコンなど、海外発祥のロボット競技会を日本で展開した実績も豊富で、子どもたちにグローバル水準の学びと競争の場を提供しています。

「海外製の教育キットを授業に取り入れたいが使い方に不安」「実績のある教材とサポートが欲しい」という教育機関には、最も安心して任せられるパートナーです。

株式会社ネットラーニング

https://www.netlearning.co.jp

項目内容
会社名株式会社ネットラーニング
最大の特徴国内eラーニング最大手。豊富な自社ライブラリ+海外提携コンテンツで学習素材が充実。LMSは多言語・オープンバッジ等国際標準対応で、海外EdTechツールとの連携実績も多数
どんなケースにおすすめか海外の優良オンライン教材を導入したい企業・教育機関。国内最大手の信頼性と日本語サポートを得つつ、世界最先端の学習プラットフォームを使いたい場合
費用の安さ課題解決能力教育業界実績セキュリティ遵守スケーラビリティ/保守性
43545

1998年創業、日本のeラーニング黎明期から市場をリードしてきたネットラーニングは、約6000社への導入実績を誇る国内最大手企業です。

企業・教育機関向け学習管理システム(LMS)「Multiverse」の提供と、5000以上のオンライン講座コンテンツを扱う豊富なラインナップが強み。

海外最新の学習テクノロジーも積極的に取り入れ、世界的MOOC(大規模公開オンライン講座)と連携したコース提供を実現しています。

同社の魅力は、Coursera for Businessの国内提供パートナーとして、米国Courseraなど海外オンライン学習大手との提携実績があること。

英語の専門講座や海外大学のオンライン課程を日本企業の研修に組み込むソリューションを提供できます。LMSは日本語・英語をはじめ多言語UIに対応し、オープンバッジ発行など最新の学習成果管理にも精通。

グローバル企業の研修や留学生対象の講座配信など、国際色豊かな現場で選ばれ続けています。「英語圏の優良教材を活用したい」「学習管理をグローバル標準の仕組みに乗せたい」という組織には理想的な選択肢といえるでしょう。

運用研修までワンストップで行うAI開発会社

システム開発だけでなく、導入後の運用や社内研修まで包括的にサポートしてほしい教育機関におすすめの企業をご紹介します。

  • 株式会社AVILEN
  • 株式会社ブレインパッド
  • みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社

株式会社AVILEN

https://avilen.co.jp

項目内容
会社名株式会社AVILEN
最大の特徴戦略立案から開発・研修までワンストップ支援。独自AIエンジン3種を保有し99.5%のOCR精度達成など技術力◎。納品後は利用企業内のAI人材育成を行い、運用定着までサポート
どんなケースにおすすめかAI導入後の定着・活用までフルサポート希望の場合。特に社内研修やマニュアル整備込みでAIプロジェクトを依頼したい企業・学校
費用の安さ課題解決能力教育業界実績セキュリティ遵守スケーラビリティ/保守性
34354

「最新のテクノロジーを多くの人へ」というビジョンのもと、開発したAIソリューションの効果を定着させるまで伴走するAVILEN。

同社の最大の特徴は、技術提供に留まらず、利用企業内にAIを根付かせるための研修・教育もパッケージに含められることです。ディープラーニング系の独自AIエンジンを3種類開発しており、手書き答案のOCRでは99.5%という高精度を達成しています。

AI/DX戦略立案コンサルからPoC(概念実証)・開発、システム内製化支援まで、エンドツーエンドのサービスを提供。特に社内人材向けAI研修サービスは人気で、現場担当者がAIを理解・運用できるようになるまで支援してくれます。

教育業界においても、例えば教師向けにAI活用研修を提供しつつ学校向けAIシステムを開発するといった包括支援が可能。独自AIエンジンの活用により、基礎技術がある分、素早く高精度なカスタムAIを構築できる点も魅力です。

「システム開発だけでなく、使いこなしまで含めてサポートしてほしい」「納品後、自社内で運用・保守できる体制を作りたい」という教育機関には最適なパートナーといえるでしょう。

株式会社ブレインパッド

https://www.brainpad.co.jp

項目内容
会社名株式会社ブレインパッド
最大の特徴ビッグデータ分析の老舗。経営改善を目的に、構想策定→アルゴリズム開発→運用基盤構築→人材育成を一括支援。導入後のデータ活用内製化研修も充実し、顧客が自走できる体制を構築
どんなケースにおすすめかAI・データ分析を社内に定着させたい企業・学校。プロジェクト完遂だけでなくその後の継続運用や人材育成まで見据えてパートナーを選びたい場合
費用の安さ課題解決能力教育業界実績セキュリティ遵守スケーラビリティ/保守性
25255

日本におけるビッグデータ解析のパイオニア企業として、豊富な分析ノウハウとコンサルティング力を有するブレインパッド。

「持続可能な未来をデータ活用で作る」という理念のもと、技術提供だけでなく顧客企業が自走できる体制構築に注力している点が最大の特徴です。

企業のデータ活用支援をミッションに掲げ、構想策定からアルゴリズム開発、運用基盤構築、人材育成まで網羅するサービスを提供しています。

特にデータサイエンティスト育成やデータ分析組織の立ち上げ支援に定評があり、納品後の分析業務を顧客内で回せるようハンズオン研修を実施。

教育業界でも、データ活用文化の醸成や教員向けデータリテラシー研修まで含めた包括支援が可能で、単なるSI(システムインテグレーション)ではない伴走型プロジェクトを展開します。

成果が出るまで改善提案を続ける姿勢が強みで、学校現場でもAI導入による学習効果向上という目的に向けPDCAを回し続ける伴走役となり得ます。

教育サービス企業が学習データ分析基盤を構築し、自社スタッフが継続的に改善を回せるようにしたいケースなど、内製化支援力を重視する組織には理想的な選択肢です。

みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社

https://www.mizuho-rt.co.jp/index.html

項目内容
会社名みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社
最大の特徴メガバンク系AIシステム会社。金融レベルの堅牢さで導入初期検討~PoC~本番運用までワンストップ支援。画像姿勢推定での体育指導AI提案や学習ログ解析など教育AIの知見も有する
どんなケースにおすすめかプロジェクト規模が大きく、セキュリティ厳守が必須なAI導入案件。最上流の企画段階から契約・管理含めて万全の体制を求める教育行政・学校法人等
費用の安さ課題解決能力教育業界実績セキュリティ遵守スケーラビリティ/保守性
25355

メガバンク系の信頼性を背景に、官公庁や大企業からのAI導入相談を多数受けているみずほリサーチ&テクノロジーズ。コンサルティングからシステム開発・保守まで幅広く展開し、AI分野では新規手法の研究開発支援から評価、ソフトウェア実装まで対応する専門組織「AI Powerhouse」を設置しています。

同社の最大の特徴は、長年のリサーチ&コンサルティングの知見と、高度なデータセキュリティ遵守や品質管理のもとでプロジェクトを遂行できること。

技術面でも画像・言語・音声・数値解析それぞれに精通した専門家が揃い、DX推進組織を社内に抱えていない顧客でも安心して丸ごと任せられる総合力があります。

教育領域では、生徒の学習ログ分析による重要情報の可視化や、画像姿勢推定技術を用いた体育指導AIの提案など、先進的な取り組みも行っています。

AI導入検討段階のアセスメントから本格運用まで、上流コンサルティングに強みを持ち、目的整理から始めて無駄のないプロジェクト設計が可能。

完成システムのマニュアル整備や担当者教育など、大企業標準の手厚いサポートが受けられるため、教育委員会が主導する県単位のAI教材導入プロジェクト等、大規模でセキュリティ要求も高い案件では心強いパートナーとなるでしょう。

まとめ:あなたの教育機関に最適なAI開発会社を選ぶために

ここまで、教育業界に強いAI開発会社15社を5つの軸でご紹介してきました。最後に、各社の特徴と強みを一覧表でまとめ、選択の参考にしていただければと思います。

教育AI開発会社の選び方

教育AI開発プロジェクトを成功させるためには、適切なパートナー選びが欠かせません。以下の5つのポイントを押さえることで、失敗のリスクを大幅に減らせます。

  • 導入目的を具体的な数値で明確化する
  • 教育業界での実績と専門性を確認する
  • 担当者との相性とコミュニケーション能力を見極める
  • 契約範囲とサポート体制を詳細に確認する
  • 客観的評価軸で複数社を比較検討する

導入目的を具体的な数値で明確化する

AI導入の成功には、まず「何を達成したいのか」を数値化して設定することが重要です。例えば「学習効果を向上させたい」という漠然とした目標ではなく、「定期テストの平均点を20%向上」「教材作成時間を50%短縮」といった具体的な数値目標を設定します。

目標が明確になると、開発会社も適切な技術選択や開発アプローチを提案しやすくなります。また、プロジェクト完了後の効果測定も客観的に行えるため、投資対効果を正確に把握可能です。

ニューラルオプト編集部

「個別最適化学習の実現」「教職員の業務効率化」「新規EdTechサービス創出」など、目的に応じて評価指標を事前に決めておくことが肝心です。

教育業界での実績と専門性を確認する

教育分野は、一般的なビジネス領域とは異なる特殊性があります。学習指導要領への対応、個人情報保護の厳格さ、現場の先生方の業務フローなど、教育特有の事情を理解している開発会社を選ぶことが成功の鍵となります。

具体的には、導入校数や教材会社との実装件数を確認し、類似プロジェクトでの成功事例があるかをチェック。特に自校と同じ規模・業態での実績があれば、よりスムーズな導入が期待できます。

ニューラルオプト編集部

教育関連の法規制やガイドラインに精通しているか、現場の課題を深く理解しているかも重要な判断材料です。

担当者との相性とコミュニケーション能力を見極める

AI開発プロジェクトは長期間にわたる伴走が必要なため、担当者との相性は思っている以上に重要な要素です。技術的な説明を分かりやすく伝えてくれるか、教育現場の事情を理解しようとする姿勢があるか、課題が発生した際に迅速に対応してくれるかなど、コミュニケーション能力を慎重に見極めましょう。

初回の打ち合わせで、専門用語を多用せずに説明してくれるか、質問に対して的確に回答してくれるかを観察することが大切。

ニューラルオプト編集部

プロジェクト期間中の連絡頻度や報告スタイルについても事前に確認し、自校の体制に合ったコミュニケーションが取れるパートナーを選択します。

契約範囲とサポート体制を詳細に確認する

AI開発は要件定義から運用開始後の保守まで、幅広い工程が含まれます。どこまでが開発範囲に含まれ、どこからが別途費用になるのかを明確にしておくことで、予期しない追加コストを防げます。

特に重要なのは、システム導入後の教員研修、運用マニュアル作成、定期的なモデル改善、トラブル対応などのサポート範囲です。

ニューラルオプト編集部

データのバックアップやセキュリティ監視、システムのバージョンアップ対応なども含まれるかを確認。契約書では曖昧な表現を避け、具体的な作業内容と責任分界点を明記してもらいましょう。

客観的評価軸で複数社を比較検討する

感情的な判断を避け、客観的な評価軸に基づいて複数社を比較することが重要です。費用の安さ、課題解決能力、教育業界実績、データセキュリティ遵守、スケーラビリティ・保守性の5つの軸で各社を評価し、自校の優先順位に応じて重み付けを行います。

総開発・運用コスト(TCO)や相見積もりの幅で費用面を、要件定義から改善PDCAの事例数で課題解決能力を判断。ISO27001取得や教育個人情報ガイドライン適合状況でセキュリティ対応力を、クラウド対応範囲やSLA値でスケーラビリティを評価します。

ニューラルオプト編集部

複数の評価軸を用いることで、バランスの取れた選択が可能になります。

教育業界に強いAI開発会社に商談時にしておきたい質問

AI開発プロジェクトの成功は、商談段階でどれだけ適切な質問ができるかにかかっています。失敗を避けるために確認すべき質問を、以下の3つの軸に分けて整理しました。

  • 技術力と教育分野での対応実績を確認する質問
  • プロジェクト管理とサポート体制に関する質問
  • 費用体系と契約条件の詳細を確認する質問

技術力と教育分野での対応実績を確認する

教育AI開発には専門的な技術力と業界理解が不可欠です。以下の質問で開発会社の実力を見極めましょう。

「これまでに手がけた教育AI案件で、最も成果が出たプロジェクトの具体的な成功指標を教えてください」

「学習データの個人情報保護について、どのような技術的対策を講じていますか」

「教育現場特有の制約(ネットワーク環境、端末性能など)にどう対応しますか」

「既存の学習管理システムやデータベースとの連携実績はありますか」

「AIモデルの精度が期待値を下回った場合、どのような改善アプローチを取りますか」

これらの質問を通じて、単なる技術力だけでなく、教育分野での実践的なノウハウがあるかを確認できます。具体的な数値や事例を示せる会社は、実際の成果につながる可能性が高いでしょう。

ニューラルオプト編集部

個人情報保護や既存システム連携は教育現場では必須要件のため、明確な回答ができない会社は避けるべきです。

プロジェクト管理とサポート体制を確認する

長期にわたるAI開発プロジェクトでは、確実な進行管理と手厚いサポートが成功の鍵となります。

「プロジェクトの進捗報告はどの頻度で、どのような形式で行いますか」

「開発途中で要件変更が発生した場合の対応プロセスを教えてください」

「システム導入後の教職員向け研修はどの程度まで対応可能ですか」

「運用開始後のトラブル対応は24時間365日対応していますか」

これらの確認により、プロジェクト期間中の安心感と、導入後の継続的なサポートが期待できるかを判断可能。特に教育現場では、システム停止が授業に直接影響するため、迅速なトラブル対応体制は重要な選定要素となります。

ニューラルオプト編集部

現場の先生方が実際にシステムを使いこなせるようになるまでの研修サポートがあるかも、導入成功を左右する重要なポイントです。

費用体系と契約条件の詳細を確認する

予算オーバーや想定外の追加費用を避けるため、費用に関する詳細な確認は欠かせません。

「初期開発費用以外に、運用・保守で発生する年間コストの内訳を教えてください」

「要件変更や機能追加が発生した場合の追加費用の算定方法はどうなっていますか」

「支払いタイミングと分割払いの可否について教えてください」

「契約期間中にプロジェクトが頓挫した場合の責任分担はどうなりますか」

「成果物の知的財産権や利用権限はどのように扱われますか」

これらの質問により、総コストの全体像と契約上のリスクを事前に把握できます。特に教育機関では予算の制約が厳しいため、運用費用まで含めた総コスト(TCO)の把握は必須です。

ニューラルオプト編集部

開発したAIシステムの知的財産権が誰に帰属するかは、将来的な活用展開を考える上で重要な要素となります。

教育業界に強いAI開発会社の費用を安く抑える方法

AI開発は高額になりがちですが、適切な工夫により大幅なコスト削減が可能です。特に予算が限られる教育機関では、以下の3つのコツを活用することで、品質を保ちながら費用を抑えられます。

  • 教育関連の補助金制度を最大限活用する
  • 段階的な納品設定でリスクとコストを分散する
  • 既存のAPIサービスを組み合わせて開発期間を短縮する

教育関連の補助金制度を最大限活用する

教育分野のデジタル化を推進するため、国や自治体では様々な補助金制度が用意されています。これらを効果的に活用することで、実質的な負担額を大幅に削減可能です。

文部科学省の「GIGAスクール構想」関連予算や、経済産業省の「EdTech導入実証事業」、総務省の「地域課題解決のためのスマートシティ推進事業」など、AI・ICT導入を支援する制度が多数存在。

また、各都道府県や市町村レベルでも独自の支援制度を設けているケースが多く、複数の補助金を組み合わせることで、総開発費の50%以上をカバーできる場合もあります。

ただし、補助金申請には一定の条件や手続きが必要なため、AI開発会社に補助金申請のサポート経験があるかを事前に確認することが重要。

ニューラルオプト編集部

申請書類の作成支援や、補助金の要件に合わせたプロジェクト設計の提案ができる会社を選ぶことで、採択確率も向上します。

段階的な納品設定でリスクとコストを分散する

一度に全機能を開発するのではなく、段階的に機能を追加していく納品方式を採用することで、初期投資を抑えつつプロジェクトリスクも軽減できます。

第1段階では最小限の機能(MVP:最小実行可能プロダクト)で効果検証を行い、第2段階以降で段階的に機能を拡張していく方式が効果的。

例えば、最初は特定科目の自動採点機能のみを開発し、効果が確認できてから他科目への展開や学習分析機能の追加を検討する流れです。

この方式により、各段階での成果を確認しながら次の投資判断ができるため、無駄な開発を避けられます。また、分割発注により年度予算の制約にも対応しやすく、各段階で他社との相見積もりも可能。

ニューラルオプト編集部

開発会社側も段階的な売上確保ができるため、単価交渉においても有利に働くケースが多いでしょう。

既存のAPIサービスを組み合わせて開発期間を短縮する

ゼロからAIモデルを開発するのではなく、既存のAPIサービスを組み合わせることで、開発期間とコストを大幅に削減できます。

ChatGPTやGoogle Cloudの各種AI API、Amazon Web ServicesのAIサービスなど、高品質な機械学習機能が安価で利用可能。

例えば、自動翻訳機能にはGoogle Translate API、音声認識にはAmazon Transcribe、画像認識にはMicrosoft Computer Vision APIといった具合に、用途に応じて最適なAPIを選択します。

オフショア開発(海外の開発チームの活用)も費用削減の有効手段です。特にベトナムやインドなどのオフショア拠点を持つ開発会社では、日本国内開発の半分程度のコストで高品質な開発が可能。

ただし、教育分野特有の要件理解や日本語でのコミュニケーションが重要なため、国内エンジニアとオフショアチームの適切な役割分担ができる会社を選ぶことが成功の条件となります。

ニューラルオプト編集部

保守契約についても、標準的な契約内容を鵜呑みにせず、実際の利用状況に応じたカスタマイズ交渉を行うことで、年間の運用コストを削減可能です。

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著者・監修者

合同会社ニューラルオプト代表。
東京外国語大学卒業後、大規模言語モデルBERTなどの機械学習を活用したマーケティングツールの研究開発を目的にニューラルオプトを創業。

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