【2024最新】海外SEO対策とは|基礎から成果を出すコツまで解説

著者・監修者:鈴木佑理
Neural Opt LLC. 代表。SEOと統計学、機械学習を活かしSEOコンサルティング/大規模言語モデルBERTなどを活用したSEOツールの研究を行うニューラルオプトを創業。語学と統計学を強みに海外SEOを中心にサポート。東京外国語大学卒。【資格】TOEIC 920

監修者:성나연 ( Nayun Sung )
Neural Opt LLC. コンサルタント。立命館アジア太平洋大学を卒業後、グローバル企業の経理・財務として活躍、Neural Opt LLC.に参画。
【資格】TOEIC 990, JLPT N1

監修者:張 欣蕊 ( Xinrui Zhang )
Neural Opt LLC. コンサルタント兼エンジニア。上海の复旦大学にて学士を取得後、東京大学大学院にて修士号・博士号を取得。グローバル企業にてエンジニアとして活躍しNeural Opt LLC.に参画。上海出身。【資格】TOEIC 970, TOEFL iBT 100, JLPT N1

  • 「海外SEOで集客用のサイトを作りたいが、どのような対策を行えば良いのかわからない」
  • 「海外向けのブログでSEO対策を行っているが、いまいちアクセスが伸びない」

日本以外の国に対してSEO対策を行うにあたり、上記のような悩みを持っている方も多いでしょう。

そこで今回は、海外SEO・英語SEOをメインにコンサルティングを行っているニューラルオプト代表の鈴木が、海外SEOで成果を上げる方法について解説していきます。

海外SEOの2024年最新動向についても取り上げていきます。

この記事でわかること
  • 海外SEOと英語SEOの違い
  • 【2024年】海外SEOの最新動向
  • 海外SEOで成果を上げる方法
  • 海外SEOでやりがちな失敗例
  • 地域ごとの海外SEO対策(アジア・ヨーロッパ・北米・中南米・オセアニア・アフリカ)
目次

英語SEO・海外SEOは
業界屈指のノウハウを持つニューラルオプトにお任せください。

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海外SEOとは?

海外SEOとは、特定の国や地域をターゲットにしたSEO(Search Engine Optimization, 検索エンジン最適化)のこと。英語圏だけでなく、アジアやアフリカなど英語を母国語としない地域のSEO対策も含まれます。

海外SEOでは「言語が違う」までは想像がつきやすいですが、インターネット普及率や回線速度、検索に関するユーザーの行動などが異なるため、ターゲットとする地域の文化や言語、検索習慣などを深く理解することが重要です。

例えば、日本の企業が中国市場向けにSEO対策を行う場合、中国の検索エンジンであるBaiduの特性や中国語のキーワード選定に注意を払う必要があります。

英語SEOとの違い

一方、英語SEOとは主に英語を使うユーザーをターゲットにしたSEO(Search Engine Optimization, 検索エンジン最適化)のことを指します。

この場合、地域は関係ありません。

たとえば、アメリカの企業が英語圏の国々だけでなく、ヨーロッパやアジアの英語を話すユーザーにもリーチしたい場合、英語SEOを実施することになります。

英語SEOについては詳しくは以下の記事で解説しています。ぜひ合わせて参考にしてみてください。

【2024年】海外SEOの最新動向まとめ

【2024年】海外SEOの最新動向まとめ

海外SEOにおける2024年5月19日現在の最新動向をまとめると、以下の3つに集約されます。

  • 2024年3月のアップデートで低品質・非オリジナルなコンテンツが淘汰
  • AI Overview(旧SGE)などAIによる新機能が実装
  • よりE-E-A-T・オリジナリティが重視されていくと予想される

2024年3月のGoogleコアアップデートで低品質・非オリジナルなコンテンツが淘汰

2024年3月6日に、Googleのコアアルゴリズムアップデートが始まりました(4月19日に実装完了)。

内容の要約としては以下のようなもの。

2024年3月のGoogleコアアップデートまとめ
  • 人間が役に立つと感じるコンテンツが評価されるように
  • Webページが役に立たない、ユーザーエクスペリエンスが低い、または人間ではなく検索エンジンのために作成されたように感じられるWebページがないかどうかをよりよく理解できるように。
  • 低品質でオリジナルではないコンテンツが40%以上削減された
  • スパムポリシーも更新。「期限切れのドメインの不正使用」「大量生成されたコンテンツの不正使用」「サイトの評判の不正使用」などが対処された。

個人的な解釈にはなりますが、要するに「本当に人間の役に立つコンテンツを優遇して、SEO目的のための行動はダメですよ」というアップデート。

逆に「被リンクの購入」や「コンテンツをChat GPTに自動で生成させる」などの行動をすると、何らかの形で判別されて「検索順位が低下する」「インデックス登録を外される」などのペナルティを食らうということです。

「しめしめ、こうやればSEO評価が上がるぞ」という後ろめたいことがなく、ユーザーのニーズを真摯に解決できるようなコンテンツを作成しているなど健全なサイト運営をしていれば大きな問題は影響はありません。

参考:2024 年 3 月のコア アップデートとスパムに関する新しいポリシーについてウェブ クリエイターが知っておくべきこと 

AI Overview(旧SGE)などAIによる新機能が実装

また、AIによって検索結果にも大きな影響が出ています。

その最大の例は2024年5月14日にGoogleが発表した新機能、AI Overview(旧SGE)です。

Google検索結果におけるAI Overview
Google検索結果におけるAI Overview

長いフレーズによる検索など、既存のページでは対応しきれないニッチな検索クエリに対応できるような回答を生成したり、計画・準備まで手助けしてくれる機能が搭載されています。

もともとは「SGE(Search Generative Experience)」として試験的に導入されていましたが、さらに複雑な質問に対する回答が追加されるなどのパワーアップを得てAI Overviewへと進化しました。

AI Overviewに対しては、基本的には「通常通りのSEO対策を行っていれば問題ない」とは思います。

あえて気をつけることとすれば、「一文を短く簡潔な文章構造にしてAIが読み解きやすくする」ということでしょう。

弊社でもAI開発を行っているため分かりますが、複雑な文章はAIからすると読み解くのが大変。(人間でも大変ですが)

文章構造が複雑だと形態素解析の難易度が上がり、正確に文意を読み取れる確率が下がってしまいます。

形態素解析:文章やフレーズを意味を持つ最小単位(単語)に分解し、品詞などの情報に振り分ける作業。機械学習において自然言語(人が使っている言語)を処理する際に行います。

そのため、簡潔な文章構造にしておくと、Googleも正確に文意を解釈することができ、AI Overviewに取り上げられやすくなるでしょう。

なお、こういった新機能についてはアメリカなど英語圏から先に実装されていく傾向があります。

海外をターゲットにしたSEO対策を展開していく場合は、より一層Googleの動向に注意を払っていく必要があるでしょう。

参考:Generative AI Overview

よりE-E-A-T・オリジナリティが重視されていくと予想される

E-E-A-Tとは

これからのSEOでは、よりE-E-A-Tや記事の独自性(オリジナリティ)が重要視されると予想されます。

E-E-A-T:Googleが検索品質評価ガイドラインで定めた、良質なウェブサイトを評価する基準。経験(Experience)、専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)の頭文字を取って名付けられています。

というのは生成AIの流行によって、どこかで聞いたような一般的な回答は誰でも発信できるようになるため。独自の視点を持っていたり、情報の発信者の経歴が信頼できるものかで差がつくようになるでしょう。

そのため、以下のポイントを踏まえているサイトがより大きく勝てる時代になることが予想できます。

  • 一次情報をリサーチしている
  • 独自の知見・見解がある
  • 発信者が明確な経験談・口コミなどがある
  • ニッチなジャンルに特化している
  • 権威性のある監修者がいる
  • 企業情報やプライバシーポリシー、執筆ポリシーなどを公開している
  • 責任者・執筆者を明示している

また、これは極めて個人的な見解にはなりますが、以下のようなAIが生成しにくいコンテンツを含むサイトもより高く評価されるようになるはずです。

  • 実在の人物が顔出しをしているYouTubeなどの動画
  • 図解画像
  • 実物などの写真

海外SEOは地域によっては日本よりも競争が激しいため、上記のようなポイントに留意してSEO対策を行っていくと良いでしょう。

【設計編】海外SEO対策で成果を出すためのポイント

海外SEOで成果を上げるためのポイントについて、まずは「サイトを設計していくとき」にフォーカスして解説していきます。

サイト設計時の海外SEOのポイント
  • 言語・地域ごとにディレクトリ・ドメインを分ける 
  • ページに表示する言語は統一する
  • 現地のサーバーを使うかCDNを利用する
  • ドメインはgTLDかccTLDを使う
  • hreflangタグを設定する|細かい部分の翻訳を徹底する
  • サイトナビゲーションの表現に注意する

言語・地域ごとにディレクトリ・ドメインを分ける 

海外SEOにおいては、言語・地域ごとにディレクトリやドメインを分け、言語ごとに独自のURLを用意しましょう。

方式オススメ度
サブドメインで分ける日本語サイト:jp.neural-opt.com英語サイト:en.neural-opt.com◎オススメ(ターゲティングが明確)
サブディレクトリで分ける日本語サイト:neural-opt.com/jp/英語サイト:neural-opt.com/en/◎オススメ(ターゲティングが明確)
国ごとに全く別のドメイン日本語サイト:neural-opt.jp英語サイト:neural-opt.en△あまりオススメしない(ターゲティングは明確だが、管理が面倒・評価が分散する)
URLパラメータを使う日本語サイト:example.com?loc=jp英語サイト:example.com?loc=en×オススメしない(Googleが公式で推奨してません。)

結論、サブドメインで分けるかサブディレクトリで分けるのがオススメです。

サブドメインで分けると「言語ごとに異なる構造・デザインにしやすい」というメリットがありますが、その分「いちいち設計・実装しなければいけない」というデメリットが。

一方、サブディレクトリで分けると「簡単に実装できる」というメリットがあるものの、「言語ごとデザイン・構造を分けるのがやや面倒」というデメリットが。

どちらも表裏一体のメリット・デメリットを持ちます。あとから変えると面倒ですので、十分に考慮したうえで選びましょう。

ページに表示する言語は統一する

海外SEOにおいて、ページに表示する言語は統一しましょう。

Googleはページに実際にあるコンテンツを読み取った上で「このページは何語のページか」を判断していると明記しています。

Google では、ページの表示内容からその言語を判断します。lang 属性のようなコードレベルの言語情報や、URL は使用しません。Google が言語を正しく判断できるように、各ページのコンテンツとナビゲーションには 1 つの言語を使用し、原文と訳文を一緒に表示することは避けてください。

多地域、多言語のサイトの管理

「1つのページの中に原文と翻訳された文章がある」のようにページ内に複数の言語がある状態は避けましょう。

現地のサーバーを使うかCDNを利用する

海外SEOでは、現地のサーバーを使うか、CDNを利用しましょう。

CDN(Contents Delivery Network): ユーザーがアクセスした際、アクセス地点から一番近い場所のサーバーに保管されたデータを受け取れるサービス。つまりサイトの表示速度が改善します。

例えば、日本からアメリカにあるサーバーにアクセスする場合、数秒間何も表示されない時間が発生することがあります。

こういった遅延は、ユーザー体験を損ない、検索エンジンによる評価が下がる原因になってしまいます。

そのため、「現地のサーバーを使用する」もしくは「CDNを利用する」などで現地からのアクセスに十分に対応できるようにしましょう。

なおCDNというのは、日本のサーバーにある情報を自動的に現地サーバーにコピーしてくれるサービスのこと。

もともとのサーバーが日本にあったとしても、アメリカのユーザーはアメリカ国内にあるサーバーにコピーされたデータを受け取れば良いので、表示速度が早くなる、という仕組みです。

CDNサービスとしてはアマゾンが提供する「AWS」、もしくは「CloudFlare(クラウドフレア)」が有名。AWSは設定が難しいので、私としてはCloudFlareをオススメします。

Amazon CloudFront(グローバルなコンテンツ配信ネットワーク)

Cloudflare: Connect, Protect and Build Everywhere

ドメインはgTLDかccTLDを使う

海外SEOにおいてドメインを選ぶ際には、.comもしくはccTLD(.jpや.usなど)を使用しましょう。

まずはgTLDでOK

ほとんどの場合、.comのようなgTLDを選んでおけば問題ありません。

特に.comドメインはどの国からも平等に信頼性の高いドメインだと見なされます。

逆に、ロシアに対してアプローチするのに日本のccTLDである”.jpドメイン”を選んでしまうと「日本に向けて発信している」と検索エンジンから思われかねないので注意が必要です。

ccTLDはターゲット地域の変更予定がないときに

ただ、「ターゲットにする国が決まっていて拡大・変更する可能性は確実に0%」という場合は、その国のccTLD(Country Code Top-Level Domain)を選択することもありえます。

例えば、ロシアがターゲット地域の場合、.ruドメインを選ぶことで、ロシアとの関連性をGoogleにアピールすることが可能です。

ccTLDドメイン
日本.jp
アメリカ.us
イギリス.uk (こちらがメジャー).gb
アイルランド.ie
オーストラリア.au
カナダ.ca
インド.in

ただ、ccTLDドメインを使ってしまうと、同じドメインで他の国に対応するのがやや難しくなってしまいます。

そのためccTLDドメインを使用するのは「今後絶対にその地域しかターゲットにしない」というケースにのみ留めておくのがオススメです。

なお、各国のccTLDドメインについては以下のサイトに掲載されています。

参考:ドメイン名の種類

hreflangタグを設定する|<link rel=”alternate” hreflang=”x”>

サイト内に複数の言語のページがある場合、「英語で検索したが、日本語のページが表示されてしまう」など言語ごとに用意したページではなく、日本語のページが表示されてしまうことがあります。

そういった問題が起きた時は「headタグ内にアノテーションタグが設定されていない」というケースを疑い、もし設置されていなければ設置しましょう。

例えば以下のようなアノテーションタグを設置していきます。

  • <!–日本語–><link rel=”alternate” hreflang=”ja” lang=”ja” href=”https://example.com/”>
  • <!–英語–><link rel=”alternate” hreflang=”en” lang=”en” href=”https://example.com/en/”>
  • <!–フランス語–><link rel=”alternate” hreflang=”fr” lang=”en” href=”https://example.com/fr/“>

hreflang属性: 国コードを指定
herf属性: 国別URLを指定

なお、国コードと国別URLについては、以下のページに記載されています。

ISO 639言語コード

なお、hreflangタグの書き方や実装方法について以下の記事で解説しています。

言語切替ボタンを設置する

1つのサイト内に複数言語がある多言語サイトの場合、言語切り替えボタンも設置しましょう。

ウェブサイトのヘッダー(サイトの上の部分)またはフッター(サイトの下の部分)に言語選択用のドロップダウンメニューやボタンを設置する方法が一般的。

なお、実装に際しては、以下のポイントに注意しましょう。

言語切り替えボタンで注意すること

  • ヘッダーやフッターなど、見つけやすい場所に配置する
  • 各言語名はその言語か言語コード(EN, FR, JAなど)で表記する
  • できれば自動言語切り替えも検討する
    ユーザーのブラウザ設定やIPアドレスに基づいて自動的に言語を切り替える機能があれば理想的。

なお、WordpressではPolylangというプラグインを使うと、言語切り替えボタンを簡単に設置することが可能です。

参考:Polylang – Making WordPress multilingual

細かい部分の翻訳を徹底する

海外SEOでサイトを多言語化する際は、細かい部分まで翻訳を徹底する必要があります。

細かい部分というのは、具体的には以下のような箇所です。

翻訳しなければいけない箇所
  • URLスラッグ
  • メタデータ
    • タイトル
    • メタディスクリプション
  • 固定ページ
    • プライバシーポリシー
    • 利用規約
    • 運営者情報
    • 問い合わせフォーム
    • ヘッダーやフッター
    • テキストの入った画像
    • 画像の代替テキスト
    • エラーメッセージ
  • ウィジェット
  • メニュー

なおURLスラッグというのは、ページを識別するURLのパーツのこと。

例えば”https://neural-opt.com/overseas-seo/method/”というURLであれば、”overseas-seo”と”method”がそれぞれスラッグになります。

スラッグを翻訳しましょうというのは、以下のようなことです。

このように、細かい部分まで翻訳を徹底させるとユーザビリティの高いサイトになるでしょう。

なお、WordPressサイトを多言語化する方法とポイントについては以下の記事で紹介しています。

サイトナビゲーションの表現に注意する

海外SEO対策においては、ナビゲーションのテキストにも気を配りましょう。

ナビゲーション:サイト内ページの案内表示。ヘッダーの「企業情報」「お問い合わせ」など。

例えば会社に関するページへのリンクとしては、日本語ならば「会社概要」、英語ならば”About Us”、インドネシア語であれば”Tentang Kami”になるなど、言語によってさまざま。

ただ機械翻訳しただけでは適切な表現ではないことも多いので、実際に現地のサイトも見た上で決めていきましょう。

【キーワード選定編】海外SEO対策で成果を出すためのポイント

【キーワード選定編】海外SEO対策のポイント

海外SEO対策においてキーワードを選定する際は、以下のポイントに注意しましょう。

海外SEO対策におけるキーワード選定のポイント
  • 現地のターゲット・文化を徹底的にリサーチする
  • 現地で実際に使われる単語を調査する
  • 類義語・同義語を洗い出す
  • 日本語で選定→翻訳はNG

現地のターゲット・文化を徹底的にリサーチする

海外SEOの戦略を策定する際には、現地のターゲットと文化を徹底的にリサーチすることが重要です。

どのような検索キーワードを選定するかを考える際には、カスタマージャーニー分析がSEOの定石となります。

カスタマージャーニー分析とは、ターゲットが「認知」から「購入」(場合によっては購入後も含める)までのそれぞれのステップでどのような思考、行動、検索をするのかを分析すること。

ただ、地域ごとに思考や行動が異なるため、カスタマージャーニーにおいてもその違いに留意する必要があります。

そのため、可能であれば現地にいるターゲットとなりそうな人を一人から複数人集めて、インタビューなどで調査を行った上で分析を行っていきましょう。

現地で実際に使われる単語を調査する

海外SEOでキーワード選定を行う際には、実際に使われている単語を調査する必要があります。

例えば「電気自動車」と検索する人をターゲットにしたく、キーワードとして以下のようなものが浮かんだとしましょう。

  • electric car
  • electric automobile
  • e-car
  • electrically powered car
  • battery-drive vehicle

どれも訳としては「電気自動車」になりそうですが、すべての単語が実際に電気自動車を検索するときに使われるわけではありません。

(画像)

実際にGoogle検索を行ってみると、一部の単語は電気自動車以外のものを示しているのが分かります。

このように、単語によっては「訳としてはAを意味しうる」ものの「実際にAを示すために使われるわけではない」というものが存在します。

そのため、キーワードの候補として挙がった単語をいきなりターゲットとして選定せず、Googleの検索結果を見るなどで実際に用法を調査していきましょう。

なお、現地の検索結果を取得するにはVPNを使用します。

Google Chromeを使っている場合、Free VPN for Chromeなどの拡張機能で簡単にVPNを利用できます。ぜひ活用しましょう。

類義語・同義語を洗い出す

類義語・同義語もモレなく洗い出しましょう。

例えば、”life insurance”(保険)という単語をターゲットキーワードとして使用したいときは”life insurance synonym”(生命保険 同義語)や”life insurance thesaurus”(生命保険 シソーラス)などで類義語・同義語を検索しましょう。

そうすると”life assurance“や”insurance on life”など別のフレーズが見つかるはずです。

なお、そうして洗い出した類義語・同義語も、Google検索結果を見るなどして実際に「生命保険」を指し示すのに使用されているか用法を確認しましょう。

日本語で選定→翻訳はNG

逆にやってはいけないのが、日本語でキーワードを洗い出しそれを英語に翻訳するという方法。

ほぼ必ず、実際に使用されている英単語とは違うキーワードを選定してしまいます。

上述してきたように…

  • 実際の用法を確認する
  • 類義語・同義語を洗い出す

このような方法でキーワード選定を行いましょう。

【記事作成編】海外SEOで成果を出すためのポイント

【記事作成編】海外SEO対策のポイント

次は、記事作成時の海外SEOのポイントについて解説していきます。

【記事作成編】海外SEOで成果を出すコツ
  • 現地のニーズを調査する
  • 機械翻訳の文章をそのまま使用しない
  • 執筆は現地人に依頼する
  • 現地語がわかる監修者がファクトチェックを行う
  • 言語ごとでメタディスクリプションの長さにも注意する

現地のニーズを調査する

海外SEOで記事制作をする際は、必ず現地のニーズを調べましょう。

そもそも記事というのは、ターゲットとする検索フレーズで検索を行うユーザーのニーズを解決するものでなくてはいけません。

そのため、必ずユーザーのニーズを調査したうえで、構成を考える必要があります。

現地のニーズを調査する方法としては、以下の方法が挙げられます。

  • 現地の見込み顧客から話を聞く
  • 現地の検索結果で上位表示されているページを調べる
  • 現地のインターネット掲示板でされている質問を調べる
  • クライアントにヒアリングする(コンサルタントの場合)

VPNを使用して現地の検索結果を調べるのがオススメ

現地のニーズを手軽に調査するオススメの方法は「VPNを使用して現地の検索結果を調べる」という方法。

VPN(Virtual Private Network):仮想のネットワーク。例えば日本にいながら、一度アメリカのサーバーを挟むことで、サイトや検索エンジンから「アメリカからアクセスしている」という扱いを受けることが可能です。

例えば日本からVPNを使わずに「machine learning」(機械学習)と検索すると、日本語のサイトが出てきます。

一方、VPNを使用してシンガポールからアクセスしている扱いにすると、英語の検索結果が出てきます。

このように、Googleは同じ検索クエリであってもアクセス元の地域によって検索結果を出し分けているのです。

そのため、VPNを使用してターゲット地域からアクセスしている扱いにすることで、現地の検索結果を正確に取得することが可能です。

ターゲット以外の言語での検索結果も参考にする

ターゲットとする言語がマイナーな言語の場合、競合コンテンツが少なく、どんな内容にすればよいか予想が付かないときがあります。

そういったときは、別の言語で検索したときに出てくるページを見ることで、その検索を行う人がどのようなニーズを抱えているのかを調べてみましょう。

なお、英語で検索すると参考になる競合記事が多く出てくるでしょう。

機械翻訳の文章をそのまま使用しない

海外SEOでコンテンツを作成するときには、Google翻訳など機械翻訳による翻訳文をそのまま使用しないこと。

日本語で作成したページを別の言語に翻訳する際に機械翻訳を利用すると、基本的に直訳となってしまい、結果的に意味の通らない不自然な文章になってしまうことが多いです。

現地の人に意味が伝わらなければ、良質なコンテンツだとは認識されず、検索エンジンからの評価も得られません。

実際に、Googleが公開している「検索セントラル」でも「自動翻訳はNG」とのニュアンスで以下のように記載されています。

自動翻訳したサイトページが検索エンジンからクロールされないようにしてください。自動翻訳は意味が通じない場合があるため、スパムとみなされる可能性があります。さらに重要なこととして、読みにくく不自然な翻訳はサイトのイメージ低下につながるおそれがあります。

多地域、多言語のサイトの管理

そのため、機械翻訳の文章を使用するとしても「人間が校正を行う」などの工程を挟みましょう。

執筆は現地人に依頼する

海外SEOで記事を作成するときは、可能であれば執筆は現地人かそれに類する言語レベルの人に依頼しましょう。

上述したように、日本語で執筆する→機械翻訳で翻訳して投稿というステップはオススメしません。

というのは、機械翻訳は

最近ではChat GPTなど文脈を読み取って翻訳してくれるツールもありますが、「文章が冗長すぎる」「表現が堅苦しすぎる」などのケースが多い印象です。

やはり、できるかぎり執筆は現地人かそれに類する言語レベルの人に依頼しましょう。

現地語がわかる監修者がファクトチェックを行う

現地語がわかる監修者がファクトチェックを行いましょう。

ファクトチェック:記事内に記載している情報が事実化確認すること。事実検証や事実確認とも呼ばれます。

近年、GoogleはE-E-A-Tという観点を重視しています。

E-E-A-T:Googleが検索品質評価ガイドラインで定めた、良質なウェブサイトを評価する基準。経験(Experience)、専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)の頭文字を取って名付けられています。

完成した現地語の文章を監修者に情報が間違っていないかファクトチェックをしてもらうことでE-E-A-Tが担保できます。

可能であれば、ページ内に監修者としてその方のプロフィールを記載すると良いでしょう。さらなる高評価に繋がり、検索順位アップが見込めます。

なお、監修者として設置する方のプロフィールには、その記事のトピックに関連性が高い経歴や資格を記載しておくと良いでしょう。

ファクトチェックをした監修者のプロフィールを記載する

弊社でもコンテンツに応じて監修者を記載しています。

 言語ごとでメタディスクリプションの長さにも注意する

海外SEOにおいては、記事に設定するメタディスクリプションに適した長さが言語ごとに違うことにも留意しましょう。

言語ごとに以下のような文字数で記述するのが適切とされています。

言語適切なディスクリプションの文字数
英語 (English)150-160文字
日本語 (Japanese)110-120文字
スペイン語 (Spanish)140-150文字
フランス語 (French)140-150文字
ドイツ語 (German)150-160文字
イタリア語 (Italian)140-150文字
ポルトガル語 (Portuguese)150-160文字
ロシア語 (Russian)130-150文字
中国語 (Chinese)70-120文字
韓国語 (Korean)110-130文字

【その他】海外SEOで成果を出すためのポイント

【その他】海外SEOで成果を出すためのポイント

海外SEOで成果を出すためのその他のポイントは以下の通り。これらにも気をつけられると良いでしょう。

【その他】海外SEOで成果を出すためのポイント
  • 海外の競合サイトは専用のツールを使用して調べる
  • 現地サイトから優先的に被リンクをもらう
  • 現地語でコピーライティングを行う
  • ターゲット地域に対して広告を出稿する

海外の競合サイトは専用のツールを使用して調べる

海外の競合サイトを調査する際には、専用のツールを使用して調べることが重要です。

Googleなどの検索エンジンは、検索者の言語設定や位置情報に基づいて検索結果をカスタマイズします。そのため、例えばGoogleで検索を行う場合でも、日本からの検索とアメリカからの検索では結果が異なることがあります。


渋谷区で”bakery near me”(近くのパン屋)と検索した場合。東京や渋谷の結果が表示される。


VPNを使用し、アメリカオレゴン州で検索した場合。検索結果が違う。

このような状況を踏まえると、海外の競合サイトやキーワードを正確に調査するためには、VPNやプロキシサーバーなどを活用して仮想的に対象国から検索を行う必要があります。

またVPN以外にも、AhrefsなどのSEOツールを使うことで国別の検索結果を取得することが可能です。


有料SEOツールのAhrefs。地域を選択できる。

現地サイトから優先的に被リンクをもらう

海外SEOでは現地サイトから被リンクをもらう

できる限り現地サイトから優先的に被リンクをもらいましょう。

SEOの重要な観点の一つとして、「被リンクの獲得」があります。被リンクとは、他のサイトから自社サイトへのリンクのことで、被リンクを獲得することで「ドメインランク(DR)」と呼ばれるドメインの価値が向上し、検索上位に乗りやすくなります。

海外SEOのようにターゲットとする地域が明確にあるSEOの場合、特にその地域に関連するサイトからリンクを獲得することが大切です。

例えば、現地のプレスリリースサイトや現地企業、もし可能であれば現地にある団体やその国の政府が運営するサイトなどからリンクを獲得したいですね。

そうしていくことで、サイトがその地域に関連性が高いと認識され、現地での検索結果で表示されやすくなります。

逆に、海外でアクセスを集めたいのに日本国内のサイトからばかり被リンクを集めてしまうと、「日本に関連性が高いサイト」と判断されてしまい、肝心のターゲットとしている現地で検索結果に表示されにくくなる恐れがあります。

したがって、海外SEOの運用時には、現地サイトから優先的にリンクを獲得することを意識することがポイントとなります。

現地語でコピーライティングを行う

現地語でコピーライティングを行うのも成果をあげるために有効な方法です。

コピー:キャッチコピー、ボディコピーなどの「商品や​サービスを​魅力的に​見せる​ため、​あるいは​認知度を​上げる​ために​使われる​​短い​フレーズ」のこと。良いコピーを書くことを「コピーライティング」と言います。

目的は、サイトに訪れたユーザーがお問い合わせや商品の購入などのゴール(コンバージョン)に至る確率を上げるため。

ユーザーに行動を起こしてもらうためには「あなたのサービスや商品がどう魅力的なのか」を伝えなければなりません。

そこで効果的に魅力を伝えるために、コピーライティングの出番となります。

ただコピーライティングにおいては、根本の考え方こそ同じなものの細かい表現方法は言語ごとに異なります。

ターゲット地域の言語に対応したコピーライティングに魅力的なコピーを書いてもらい、サイトの成果を改善していきましょう。

ターゲット地域に対して広告を出稿する

ターゲットではない地域からのアクセスばかり獲得し、なかなかの肝心ターゲット地域からアクセスが獲得できないことがあります。

そういったときは、ターゲット地域に対してSNSやリスティングなど各種広告を出稿するのも選択肢の1つです。

これは弊社での一経験に過ぎませんが、広告でもよいのでターゲット地域からアクセスを獲得した後、ターゲット地域からの検索流入も増加したことがありました。

しかし、なぜ広告によって検索流入も増加するのでしょうか?

大まかな仕組みとしては以下のようになっていると推測できます。

  1. 広告によってターゲット地域からの流入が増える
  2. ターゲット地域からのユーザーの行動を見て、Googleがサイトに対して正当な評価を下せるようになる
  3. サイトのコンテンツが正常に評価され、検索順位が改善、インプレッションや流入が増える

要するに広告を出稿することによって「サイトを評価するきっかけとなる最初のアクセスを獲得できる」ということです。

あくまで弊社の経験になるため断言はできませんが、施策の1つとして検討しておくと良いでしょう。

【経験談付き】海外SEOでよくある失敗

海外SEOは、落とし穴が多い領域。

ここでは、私がこれまで経験した経験も含めて海外SEOでよくある失敗を3つ紹介していきます。

海外SEOでよくある失敗
  • 対策する検索エンジンを間違える
  • 細かいリサーチが不十分
  • テクニカルな設定が不十分

海外SEOは、落とし穴が多い領域です。

ここでは、海外SEOでよくある失敗を3つ紹介したうえで、どんなポイントに気をつければよいのかの概要を掴んでいただければと思います。

海外SEOでよくある失敗

  • 対策する検索エンジンを間違える
  • 細かいリサーチが不十分
  • テクニカルな設定が不十分

失敗1. 対策する検索エンジンを間違える

海外SEOでよくある失敗の一つに、対策する検索エンジンを間違えることがあります。多くの場合、SEO対策といえばGoogleがまず思い浮かぶかもしれません。

実際、世界的にはGoogleがトップのシェアを誇っていますが、国によっては主に使用される検索エンジンが異なります

例えば、中国ではBaiduが主要な検索エンジンであり、韓国ではNaverが、ロシアではYandexがそれぞれ主流です。

検索エンジンによって、対策する方法や導入するツールが変わるため、まずはターゲットとする地域でどの検索エンジンが使われているかを踏まえた上でSEO対策を行うことが重要です。

失敗2. 現地のリサーチが不十分

海外SEOでよくある失敗例として、現地のリサーチが不十分なことが挙げられます。

例えば、インターネットの通信速度は国によって大きく異なります。

日本のように回線速度が速い国では、情報量の多いWebサイトでもスムーズに読み込むことができますが、回線速度が遅い国では「Webサイトを読み込むのに時間がかかり、その間にユーザーが離脱してしまう」といった可能性があります。

世界の通信速度。南アジアと中央アジア、アフリカ大陸が顕著に低い。
参考:Internet Speeds by Country 2024

回線速度が遅い国をターゲットとする場合には、画像のサイズを小さくする、埋め込みスクリプトの使用を控える、ページを極力シンプルにするなどの対策が考えられます。

このようにターゲット地域によって適したサイトは変わります。

最低でも、以下の観点については調査しておくと良いでしょう。

  • 検索に使用される言語
  • 通信速度
  • インターネットに使用するデバイス
  • 使用される検索エンジン
  • 現地のターゲットが抱える課題と疑問

失敗3. テクニカル面の最適化をやりきれていない

また、海外SEOにおけるテクニカル面の最適化をやりきれていないのも良くある失敗の1つです。

  • 言語・地域ごとにディレクトリやドメインを分ける
  • 1ページに表示する言語は統一する
  • 現地のサーバーかCDNを利用する
  • hreflangタグを設置する
  • 言語切替ボタンを設置する

私がコンサルティングに入らせていただいた経験でも、「こんな細かいところまでやって意味があるのか」と感じたのか細部まで最適化を遂行できていないケースは少なくありません。

120%こだわりきってようやく成果が出始めるのがSEOです。やれる最適化はすべてやりきりましょう。

地域ごとの海外SEO対策

ここからは、世界各地域のSEO対策で気をつけるポイントについて解説していきます。

地域ごとの海外SEO対策
  • アジア地域
  • ヨーロッパ地域
  • 北米地域
  • 中南米地域
  • オセアニア地域
  • アフリカ地域

アジア地域

東アジア

東アジア地域では、インターネットとスマートフォンの普及率がほぼ90%以上と高水準に達していますが、国や地域によって検索エンジンの特徴や利用状況が大きく異なるのが特徴です。

中国の検索エンジンシェア。世界ではGoogleが圧倒的ですが、中国はBaidu。かなり特異な環境であると言えます。

中国では、主要な検索エンジンはBaidu。世界的にはGoogleが支配的であることを考えると、中国はかなり特殊なマーケティング環境であると言えます。ちなみに、BaiduはGoogleと比較すると検索エンジンの精度が低く、インデックススピードが遅いという特徴があります。

また、Baiduは独自のWebマスター向けツール(GoogleでいうGoogleサーチコンソール)を提供しているため、それを設置する必要があります。

さらに、中国ではインターネットが規制されており、LINEやTwitterなど日本ではポピュラーな海外のSNSが使えず、インターネットも検閲されているため、コンテンツに注意が必要です。

また、中国向けのサイトで使うツールは基本的に中国のツールで統一しましょう。例えば中国のサイト内にGoogle関連の埋め込み(Googleマップなど)を行うと、Baiduで上位表示されない、という現象が発生します。

一方、台湾や香港ではGoogleに加えてBingが使用されています。Bingにもインデックススピードが遅いという特徴や、独自のWebマスター向けツール(Bing Webmaster Tool)があるなどの特徴があります。

韓国の検索エンジンシェア。他の地域ではGoogleが完膚なきほど支配的ですが、韓国ではNaverのシェア率も高いのが特徴です。

韓国ではGoogleとNaverが主要な検索エンジンとして利用されています。Naverの特徴は、Naver社が運営するサービスのコンテンツを検索結果の上位に表示する傾向があること。

例えば、Naverのブログサービス「Naver Blog」やコミュニティサービス「Naver カフェ」、Q&Aサービス「知識iN」などのコンテンツが検索結果において重要な位置に表示されやすいという傾向があります。

東南アジア

東南アジアでは、基本的にGoogleが主要な検索エンジンとして利用されており、次点でBingが使用されています。

タイやベトナムなどでは、ビジネスで英語がよく使用されるケースがあるため、BtoBビジネスの場合にはSEOの施策キーワードを英語でも選定すると良いでしょう。

また、東南アジア向けのウェブサイトには、色彩がはっきりしているものが好まれる傾向にあります。特に赤や黄色がよく使われており、コントラストが効いたウェブサイトが多いです。

色彩感覚については、太陽の光、瞳の色、文化などによって異なるため、ターゲットとする地域の特性を理解してデザインすることが重要です。

南アジア

南アジア地域では、インターネット普及率がまだ高くないという前提があります。そのため、デジタルマーケティングではターゲットにリーチしきれない可能性があります。

ただし、近年急激にWebサービスが浸透しているため、SEO対策はしておくべきです。

この地域においても、検索エンジンはGoogleが圧倒的に優位です。

インドでは特に、オンラインコンテンツがヒンディー語に加え英語で作成されているため、ヒンディー語だけでなく英語でも対策を行うべきです。そうすることで、インターネットを使用するユーザーの大部分をカバーできるでしょう。

インドにおいて、インターネットのトラフィック量をデスクトップとモバイル、タブレットで比較した図。モバイルが80%近く、圧倒的です。

またインドでは、インターネットの総トラフィックのうち、モバイルによるトラフィックがPCよりも圧倒的に多いのが特徴。世界平均ではモバイルが60%程度だが、インドの場合モバイルのトラフィックが76%以上です。そのため、Webサイトを作る場合には「ユーザーは基本的にスマホで見る」と考えておきましょう。

参考:https://marketfinder.thinkwithgoogle.com/intl/ja_jp/guide/india-localisation-guide
参考:https://gs.statcounter.com/platform-market-share/desktop-mobile-tablet

西アジア(中東)

西アジア地域においては、検索言語の大半はアラビア語。検索エンジンは主にGoogleとBingが使用されています。

アラブ首長国連邦(UAE)では、インターネット普及率が90%に達し、人口の68%がオンラインショッピングを利用しています。

政府もキャッシュレス決済を推奨しているように、デジタル化が進んでいるため、SEO対策のニーズと効果は高まっていくと考えられます。

サウジアラビアは、湾岸協力会議(GCC)諸国の中で市場規模が最大であり、人口約3,500万人のうち97%がインターネットを利用しています。

高所得者が約6割を占める一方で、オンラインで購入できる商品は限られており、思想としてオンラインショッピングに懐疑的な人も多いため、マーケティング戦略には注意が必要です。

トルコでは、若年層の人口が多く、クレジットカード利用者も多いため、EC市場が急成長しています。物流も発展しており、オンラインショッピングの利用が拡大しています。

GCC6カ国のEコマース市場は、2015年に53億ドルだったのが、2020年には216億ドルと約4倍に拡大しており、特にサウジアラビアとUAEの成長が著しいです。

このように、西アジア地域はEコマース市場が大きく成長しており、SEO対策の重要性が高まっています。

ヨーロッパ地域

東ヨーロッパ

ロシアでは、Yandexという検索エンジンが非常に強い存在です。

Yandexはロシア発のWebサービスでシェア率は約70%ほどと言われています。

Googleと同様に検索エンジン機能に加え、メールやマップなどの多機能サービスを展開しているのが特徴です。

ローカル向けの機能がGoogleに比べて充実しているため、ロシア市場においてはYandexのSEO対策が重要となります。

また、ウクライナやベラルーシ、ウズベキスタンなどの近隣国でもYandexのシェアは強いです。

一方、チェコでは以前はSeznamという検索エンジンが圧倒的に強かったものの、現在はGoogleが主要な検索エンジンとなっています。

しかし、チェコにおいてもSeznamは依然として一定のシェアを保持しているため、チェコ市場をターゲットとする場合にはSeznamへの対策も考慮する必要があります。

このように、ロシアではYandex、チェコではGoogleとSeznamといった地域特有の検索エンジンに対する対策が必要です。各国の検索エンジンのシェアや特徴を理解し、適切なSEO戦略を立てることが重要です。

https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/all/russian-federation

西ヨーロッパ

西ヨーロッパ地域においては、主要な検索エンジンはGoogleだと思って問題ありません。そのため、通常通りのSEO対策を行えばOK。(ちなみに、アイスランドではLeitという検索エンジンがGoogleに拮抗しています。)

しかし、ヨーロッパは多様な言語と文化が存在するため、地域ごとのカスタマイズが必要な点に注意しましょう。

フランス語圏、ドイツ語圏、スペイン語圏などでは、それぞれ異なるキーワード戦略が必要となります。基本的には、英語に加えてその地域の公用語を使うのが良いでしょう。

さらに、ヨーロッパの各国ではデータプライバシーに関する法規制が厳しく、これもサイト運営やSEO戦略に大きく影響します。

例えば、「EU一般データ保護規則」(GDPR)は、個人データ保護やその取り扱いについて詳細に定められたEU域内の各国に適用される法令で、自然人の基本的な権利の保護、個人データの侵害の迅速な通知、データ保護の観点でのサービスやシステムの設計、法令違反時の罰則強化などを規定しています。

SEOにおいては、アクセス解析を行う際にユーザーからデータを収集するため、サイトに訪れた人に「データを収集するが問題ないか」と同意を求める必要があります。

Webサイトを見ていて下部に表示されるポップアップなどで確認されることが一般的です。

画面の下に出る「データの収集を許可しますか?」というポップアップを見たことがある方も多いでしょう。

参考:https://www.hitachi-solutions.co.jp/hibun/sp/column/leakage/03.html

北米地域

北米地域の検索エンジンシェア。やはりGoogleです。

北米では、Googleが基本的な検索エンジンとして利用されており、次にBingが使用されています。アメリカでは公用語を定めていませんが、最も使用されている言語は英語です。

スペイン語を使用する国民も多いですが、検索において最も使用されているのは英語です。

ただし、アメリカ英語とイギリス英語では表現が異なることがあるため、アメリカ市場をターゲットとする場合には、アメリカにおける英語表現特有の単語や語句の使い回しに注意が必要。

単語アメリカ英語イギリス英語
アパートaprtmentflat
トラックtrucklorry
携帯電話cell phonemobile phone

このように、アメリカとイギリスで表現が異なる単語が多いので、キーワード選定の際は十分に注意しましょう。

また北米地域、というより英語圏はSEOの激戦区。

というのは、英語話者の母数が圧倒的に多く、競合が多いため。精緻に戦略を立て的確に実行していかないと中々費用対効果が合わない、という事態になりかねないため十分に注意しましょう。

中南米地域

中南米地域においては、検索エンジンのシェアは圧倒的にGoogleが支配的です。

使用されている言語は地域によって異なり、西側の国々では主にスペイン語が、東側のブラジルではポルトガル語が使用されています。

その他にも英語や現地のネイティブ語(ケチュア語など)が使われることもありますが、検索で使用する言語としてはスペイン語、ポルトガル語、英語の3つであるため、この3言語について対策を行えば大方は問題ありません。

インターネットの普及率は約70%程度とされており、非常に高いわけではありませんが、低すぎるわけでもありません。このため、デジタルマーケティングやSEOの機会は十分に存在します。

英語圏の市場と比較すると、中南米地域はSEOの激戦区ではないため、きちんとした戦略を立てれば成果に結びつけやすいと言えます。

他の地域と同様、地域ごとの言語や文化を理解し、ターゲットとするユーザーに適したコンテンツとキーワード戦略を構築することが重要です。

参考:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/all/south-america
参考:https://www.statista.com/topics/2432/internet-usage-in-latin-america/#topicOverview

オセアニア地域

オセアニア地域のインターネット使用人口。オーストラリアが圧倒的で、次点はニュージーランドです。

オセアニア地域における海外SEOの重要な特徴として、まずインターネット使用人口の大部分がオーストラリアに集中していることが挙げられます。

実際のビジネスケースでも、市場が大きいことからオーストラリアをターゲットとすることが多いでしょう。

また、この地域における検索エンジンシェアはGoogleが圧倒的。この点については他の地域との大きな違いはありませんね。

オーストラリアで行うSEOに付いての注意点としては、英語の語彙。

オーストラリアで使用される英語は、純粋なアメリカ英語やイギリス英語とは異なるため、キーワード選定には注意が必要です。

一部の単語の違いは検索エンジンによって「同じもの」とみなされることが多いですが、地域特有の表現やスラングは理解しておくと良いでしょう。

オーストラリア英語イギリス英語アメリカ英語
debtorsdebtorsaccounts receivable
colourcolourcolor

一方、ニュージーランドでは基本的に英語が使用されていますが、マオリ語も使用されているかと思います。ただ、検索に使用する言語としては英語が主流なため、基本的には英語でSEO対策を行えば問題ありません。

https://www.statista.com/statistics/505848/number-of-internet-users-in-oceania-region/

アフリカ地域

・2009年まではインターネット普及率が低かったが、近年急激に拡大している。2020年の段階で、アフリカのインターネットユーザーは約4億5,300万人いると発表されています。

アフリカの総人口が13億人200万人ということから、35%を超える人たちがインターネットを利用していることになるでしょう。

近年では更に急激に拡大している。ただ、普及率は国によって大きく異なるので、デジタルマーケティングを行う際は十分に精査したうえで行いましょう。

検索エンジンはGoogleが支配的。ここに関しては他の地域と同様です。

言語はかなり多様です。

そもそも非常に多様な民族が存在し、文化の多様性に富んでいる大陸で、2000以上の言語が話されていると言われているのがアフリカです。

アラビア語が推定2億人、英語が1.3~2.5億人、スワヒリ語が1.5億〜2億人。フランス語が1.3億人。メインでターゲットにしたい国によって異なるためきちんとリサーチする必要がある。

また、モバイルによるインターネットのトラフィック数がPCよりも多いのが特徴です。モバイルが80%近くなっています。

そのため、Webサイトはモバイルファースト(モバイルでの閲覧に最適化する思想)で行いましょう。

参考:https://africabusiness.beforward.jp/know-how-most-spoken-languages-africa/

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