越境ECコンサルティング会社8選！選び方や品質を見抜く質問もプロが紹介

越境ECを展開して海外へ販売していきたいが「知見がない」「実行リソースが無い」などの場合に依頼するのがコンサルティング・運営代行会社。

しかし、会社を選ぶにあたり「そもそもどんな会社があるのか」「どういう基準で選べば良いのか」が分からない方は多いでしょう。

本記事では、海外Webマーケティング・SEOを専門に支援するニューラルオプト代表の鈴木が、海外マーケティング業界に関する知見をもとにオススメな越境ECコンサル・運営代行会社を８社紹介。

海外マーケの鈴木

実際に海外マーケティングに携わっているからこそ分かる「選ぶべきではない会社」を除外したうえで、本当におすすめできる会社に厳選しています。

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本記事で紹介する越境ECコンサル会社の評価項目

本当におすすめな越境ECコンサルティング会社8選

1. 世界へボカン株式会社｜英語圏越境ECの実績が豊富

世界ヘボカン株式会社は、英語圏の越境ECに強みを持つコンサルティング会社。同社は15年以上にわたり海外Webマーケティングに取り組んできた実績があり、Shopifyを活用した越境ECサイトの構築と販売戦略の立案を得意としています。

海外Webマーケティングに特化したチームがクライアントをサポートし、市場調査や英語SEO対策、CRMなどの施策の提案が可能です。

海外マーケの鈴木

世界へボカンさんは特に英語圏へのWebマーケティングに強みを持つ会社です。本なども出しているため、ノウハウには信頼できるところがあるでしょう。

世界へボカン株式会社の評価チャート

世界へボカン株式会社に頼める越境EC支援リスト

世界へボカン株式会社の会社概要

2. ニューラルオプト｜海外Webマーケ支援をまるごと頼める

手前味噌ですが、弊社ニューラルオプトを紹介させて下さい。

ニューラルオプトは、海外Webマーケティングを中心にコンサルティング事業を展開しています。

多国籍メンバーで構成されており、言語・文化面のローカライゼーションは得意。またそもそもがマーケティングの会社であるため、ECサイトを作ったあと「どう伸ばしていくか」「どう売っていくか」まで一気通貫が支援することが可能です。

海外向け広告運用にも対応しているため、越境EC構築後の集客まで一貫してご支援させていただきます。

ニューラルオプトの評価チャート

ニューラルオプトに頼める越境EC支援リスト

ニューラルオプトの会社概要

3. BeeCruise株式会社｜物流などもまるごと頼める

BeeCruise株式会社は、商品開発から環境構築、販売、物流まで、越境ECに必要な全ての機能をワンストップで提供するコンサルティング会社。

114の国と地域での販売実績を持ち、現地での展示会出展やプロモーションなども支援します。特に物流面では、海外の倉庫と提携し、スムーズな商品配送を実現。在庫管理や返品対応なども請け負います。

海外マーケの鈴木

通常のマーケ系のコンサルティング会社と異なり、物流など越境EC運営に特有の領域まで一気に依頼することが可能。ただ当然依頼する領域が増えれば増えるほど費用は高くはずなので、予算と相談は必要です。

BeeCruise株式会社の評価チャート

BeeCruise株式会社に頼める越境EC支援リスト

BeeCruise株式会社の会社概要

4. 株式会社BENLY｜カスタマーサポートや発送まで頼める

株式会社BENLYは、ECサイトの構築から運営、カスタマーサポート、商品発送まで、越境ECに関わる幅広い業務を一手に引き受けるコンサルティング会社です。

20年以上にわたる国内外のEC事業の経験を活かし、クライアントのニーズに合わせた戦略を提案。多言語でのカスタマーサポートも代行し、現地の消費者とのコミュニケーションまで行うことが可能です。

海外マーケの鈴木

カスタマーサポートの代行まで行う珍しい会社です。カスタマーサポートは購入確率や継続率などに影響するため、社内に現地語に対応できる人材がいない場合は検討してよいでしょう。

株式会社BENLYの評価チャート

株式会社BENLYに頼める越境EC支援リスト

株式会社BENLYの会社概要

5. 株式会社デジタルスタジオ｜ライブコマースなどSNSに強み

株式会社デジタルスタジオは、ライブコマースに特化した越境ECコンサルティング会社です。同社が提供する越境ECプラットフォーム「Live Commerce 4」は、ライブ配信機能を搭載。リアルタイムでの商品紹介や販売が可能で、消費者とのエンゲージメントを高められます。

SNSマーケティングなどの企画・運営から、商品の販売、決済、配送までをサポートし、ライブコマースに最適化された越境EC戦略を提案してもらうことが可能です。

海外マーケの鈴木

中国を始めとしたアジア圏ではライブコマースにて購入する消費者が一定の割合存在します。toC向けの商材、とりわけアパレル系ではライブコマースを検討しても良いでしょう。

株式会社デジタルスタジオの評価チャート

株式会社デジタルスタジオに頼める越境EC支援リスト

株式会社デジタルスタジオの会社概要

6. FORCE-R株式会社｜ECチャネルの知見が豊富

FORCE-R株式会社は、国内外の様々なECチャネルに精通したコンサルティング会社。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングをはじめとする大手モールでの販売実績が豊富で、各チャネルの特性を理解した上で、最適な出店戦略を立案。商品ページの最適化やプロモーション施策など、売上アップにつながる提案を行ってもらうことが可能です。

海外マーケの鈴木

越境ECというよりはEC全体の知見に特化した会社になります。社内に現地の言語・文化に対応しきれるリソースがあり、AmazonなどグローバルなECサイトを使用する場合はオススメです。

FORCE-R株式会社の評価チャート

FORCE-R株式会社に頼める越境EC支援リスト

FORCE-R株式会社の会社概要

7. フォースター株式会社｜中国向け越境ECが得意

フォースター株式会社は、中国向けの越境ECに強みを持つコンサルティング会社です。中国現地に精通したスタッフが最新の市場動向をリサーチし、天猫(Tmall)や京東(JD.com)といった中国の主要ECサイトへの出店をサポート。

現地の消費者の嗜好を捉えた商品選定やプロモーション戦略の立案など、マーケティングから入ってもらうことが可能です。

海外マーケの鈴木

中国向けマーケティングは、政府の検閲であるグレート・ファイヤウォールの影響で難しい傾向にあります。そのため、こういった中国向けには中国に特化した会社に依頼するのがおすすめです。

フォースター株式会社の評価チャート

フォースター株式会社に頼める越境EC支援リスト

フォースター株式会社の会社概要

8. ジャパンコンサルティング株式会社｜海外販路開拓が得意

ジャパンコンサルティング株式会社は、日本企業の海外販路開拓を支援するコンサルティング会社です。72カ国での販売実績を持ち、特に米国、欧州、東南アジアでのビジネス展開に注力。

現地の提携先とのネットワークを活かし、商談の設定から契約締結までをサポートしてくれます。越境ECに限らず、オフラインでの販路開拓もサポートし、総合的に海外進出を後押ししてもらうことが可能です。

ジャパンコンサルティング株式会社の評価チャート

ジャパンコンサルティング株式会社に頼める越境EC支援リスト

ジャパンコンサルティング株式会社の会社概要

越境ECコンサルティング会社の選び方5ポイント

1. 越境EC・海外マーケティングに特化しているか

最も重要なのは、越境ECおよび海外マーケティングに特化している会社を選ぶことです。というのは、特化している会社であるほど知見が多くコンサルティングの品質も高くなるため。

逆に、「あらゆる事業をやっていて、海外マーケ系は片手間です」という会社の場合はそこまで知見がない可能性が高くなります。

商談の際などに「他の事業はどんなことをやっているんですか？」とそれとなく聞き出してみるのがオススメです。

2. マーケティングの幅広い知見があるか

越境ECでは、現地の市場調査から商品企画、プロモーション、販売まで、幅広いマーケティング活動が求められます。

特定の領域だけでなく、マーケティング全般に精通したコンサルティング会社なら、状況に応じて最適な施策を提案してくれるでしょう。対応領域が狭いと、視野が限定的になってしまう恐れがあります。

海外マーケの鈴木

逆にマーケティングの知見はないがサイト制作はできる、という会社はあまりオススメできません。Webマーケティングの定石を踏まえきれていない「なんだかカッコいいが売上に繋がりにくい構造のサイト」ができてしまう可能性が高いためです。

3. ターゲット地域の市場調査能力があるか

進出先の国や地域の文化や消費者ニーズを深く理解することは、越境ECで成功するための大前提。現地の生活様式や嗜好を踏まえ、自社の商品がその市場で受け入れられるかを見極める必要があります。

コンサルティング会社に、現地市場の調査はどのようにやるか確認しておくと良いでしょう。

海外マーケの鈴木

発注者側に現地のニーズ調査能力があればこの限りではありませんが、できれば現地調査ができる会社が良いでしょう。

4. 実行まで合わせて依頼できるか

戦略の立案だけでなく、実際の施策実行までサポートしてくれるコンサルティング会社が理想的です。

ECサイトの構築、多言語対応などオペレーション面での課題も多くあります。一気通貫でサービスを提供してくれる会社なら、スムーズに事業を進められるでしょう。

海外マーケの鈴木

個人的には、マーケティングコンサル系では「課題解決能力」よりも「実行支援能力」のほうが大切だと思います。なぜなら「結局やるべきことはシンプルだが社内にリソースが足りなくてやりきれない」というケースの方が実際には多いためです。

5. 実績が豊富か

数多くの企業の越境ECを成功に導いてきた実績は、コンサルティング会社の能力を裏付けるもの。特に、自社と同じ業界や、ターゲットとする国での成功事例があれば、より具体的なアドバイスが期待できます。

実績の数だけでなく、支援先のクライアントの満足度の高さも重要な指標と言えます。

以上の5つのポイントを押さえて、自社の目的に合ったコンサルティング会社を選びましょう。

海外マーケの鈴木

マーケティング系は施策に無限の組み合わせが存在する以上、支援会社により品質にばらつきが多いです。そのため、「安ければ安いほど良い」というものではないため十分に注意しましょう。

良質な越境ECコンサル会社を見分ける質問

越境ECコンサルティング会社を選ぶ際、商談の際などに以下のような質問をすることで信頼できる会社がどうかを見分けることが可能です。

海外マーケの鈴木

質問に対して、きちんと細かく答えられるかを見ておくと良いでしょう。

知見の豊富さを見分ける質問

1. 貴社が得意とする国や地域はどこですか？その国や地域の市場の特徴を教えてください。
2. 現地の消費者の嗜好や行動パターンについて、どのような調査を行っていますか？
3. 商品ページの最適化やSEO対策など、売上アップのためのノウハウを教えてください。

実行力を見分ける質問

1. 実行まで合わせて依頼することは可能ですか？
2. コミュニケーション頻度はどの程度ですか？
3. コンサルタント一人あたりの担当案件数は何件ですか？

特にコミュニケーションの頻度については聞いておくと良いでしょう。

海外マーケの鈴木

コンサルを行っている私としては、週5の往復チャットがあればきちんと顧客一人ひとりに向き合ってくれる可能性が高いと言えます。

また、３つ目の「一人あたりの担当案件数」も重要です。もし10以上と答えたらコンサルタントがそもそもパンク状態になる可能性が高いため要注意。

海外マーケの鈴木

少数精鋭で行っているところであれば、一人５件あたりが多いです。

ローカライゼーションに関する質問

• 言語のネイティブチェックは行っていますか？
• この国をターゲットにした場合、気をつけることや落とし穴はありますか？
• 翻訳の体制はどのようになっていますか？

言語に関してはネイティブがチェックしています、という形が最も望ましいです。

海外マーケの鈴木

やはり細かいニュアンスなどはネイティブでないとわかりません。「英語ができる日本人」レベルが翻訳すると微妙な表現になりがちなため要注意。

業界最安の海外Webマーケティング支援

越境ECを成功させるには、単に言語面・サイト制作だけでなくマーケティング面の施策が肝要です。マーケティングの知見が無いと「カッコいいが売れないサイト」になりがちですし、そもそもサイトは受け皿に過ぎないため集客は別で行わなければなりません。

海外Webマーケティング特化のニューラルオプトでは、サイト制作から海外SEO対策を含むWebマーケティングの総合支援を行っています。お困りの方はぜひご相談くださいませ。