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エクセル業務の効率化事例12選!効率化や脱Excel、連携自動化など

多くの企業で日常的に使われているExcel(エクセル)。データ管理や集計作業には欠かせないツールですが、手作業による入力ミスや時間のかかる処理に悩まされている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、Excel業務を効率化して大きな成果を上げた日本企業12社の実例をご紹介します。各社の取り組みを「ノーコードで脱Excel」「作業時間50%以上削減」「人為的ミス大幅減」「複数システム連携を自動化」の4つの軸に分けて詳しく解説。業界や企業規模を問わず参考になる実践的なポイントをお伝えします。

この記事でわかること
  1. Excel効率化は「手段選択」が成否を分ける Power Query・RPA・ノーコードツールなど複数の選択肢があり、業務特性に合わない手段を選ぶと逆効果。工数90%削減やミスゼロを実現した12社の事例から、自社に最適な方法を見極められます。
  2. 導入後3〜6か月で投資回収できる条件が明確 成功企業に共通するのは「属人化解消」「段階的導入」「現場主導の設計」の3要素。初期コストだけでなく運用改善への継続投資が前提で、伴走支援体制の有無が長期的成果を左右します。
  3. 効率化ツールの落とし穴を事前に回避する方法 VBAのブラックボックス化、ChatGPTの精度問題、ノーコードツールのアプリ乱立など、実務で頻発する失敗パターンと対策を具体的に解説。セキュリティ・属人化・ROI検証の3つの注意点を押さえることが必須です。
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目次

作業時間50%以上を削減した事例

Excel作業の自動化により、大幅な時間短縮を実現した企業事例をご紹介します。

  • 東京インキ株式会社がPower Queryで工数90%削減した事例
  • メンバーズメディカルマーケティングがChatGPT×Excelで年間200時間削減した事例
  • 大手保険企業がVBAツールで3,000店舗に横展開した事例

東京インキ株式会社がPower Queryで工数90%削減した事例

Power Query導入事例:東京インキ様の業務自動化と成果詳細

項目内容
企業名東京インキ株式会社
業界化学(印刷インキ・化成品)
ビフォー管理会計資料をExcel手作業で作成(月1,275分・誤転記リスク高)
アフターPower Query自動化で133分/月に短縮(工数90%削減)

印刷インキメーカーの東京インキでは、管理会計資料の作成に毎月1,275分(約21時間)もの時間を費やしていました。担当者の交代時には属人的な手順が表面化し、残業が慢性化。さらに集計ミスで社内関係者に誤った数字を配信してしまうリスクも抱えていたのです。

同社が解決策として選んだのは、Excelの標準機能である「Power Query」を活用した自動化でした。この”モダンExcel”アプローチにより、半年で12業務を自動化し、月次作業時間を133分まで短縮。実に90%もの工数削減を実現しました。

無償ツールの活用で初期コストを0円に抑え、内製比率を向上させた点も評価できます。「誰がやっても同じ結果」が得られるため、ガバナンス強化と教育コスト削減の両立も実現。理財部2名が開発から部内展開まで担当し、トレーニングと伴走支援のみで3か月弱での回収見込みを立てています。

当社がAI開発・DX支援を行う中で感じるのは、Power Queryは確かに強力ですが「データ元のフォーマットが少しでも変わると処理が止まる」リスクがあることです。実際、過去の支援案件では、取引先が送ってくるCSVの列順が変わっただけでエラーが頻発し、結局手作業に戻ってしまったケースもありました。導入時は「データソースが安定しているか」を必ず確認し、変更があった場合の対応手順も事前に整備しておくべきです。

株式会社ニューラルオプト 営業部部長 / DX事業部部長
古谷優輝

東京農工大学大学院 工学府 応用化学専攻 修士課程を修了後、外資系自動車会社にてエンジニアとして自動運転のAI開発などに従事。その後ニューラルオプトに参画し、クライアントのAI開発やSEOツールの開発、RAGなどベクトル検索を活用した検索エンジン開発なども行っています。

メンバーズメディカルマーケティングがChatGPT×Excelで年間200時間削減した事例

【生成AI業務改善事例】Excelマクロ修正で工数削減を実現するChatGPTの使い方をご紹介 – メンバーズメディカルマーケティングカンパニー

項目内容
企業名メンバーズメディカルマーケティングカンパニー
業界製薬/アプリ開発支援
ビフォーユーザーコメント分類に年間400時間、ストア評価★2.33
アフターChatGPT+Excel集計で工数200時間削減、評価★4.14

製薬・アプリ開発支援を手がけるメンバーズメディカルマーケティングでは、増大するユーザーコメントの手作業分類が業務を圧迫していました。年間400時間を要する作業となり、課題抽出の優先順位付けも困難な状況。アプリストアでの評価も★2.33と低迷していたのです。

同社は生成AI「ChatGPT」とExcelを組み合わせた革新的なソリューションを開発しました。GPTs(ChatGPTのカスタム版)でコメント分類を自動化し、Excelで集計処理をワンストップ化。この取り組みにより年間200時間の削減を実現し、工数を50%カットしました。

さらに注目すべきは、ストア評価が★4.14まで1.81ポイント向上したこと。UX改善が加速され、ユーザー満足度の大幅向上につながっています。UXチームとデータサイエンスチームの2班体制で運用し、API利用料とスクリプト開発費のみで3か月での回収を実現した好例です。

開発現場の実感として、ChatGPTによるコメント分類は確かに工数削減に有効ですが、精度は100%ではありません。特に専門用語や文脈依存の強いコメントでは誤分類が起きます。当社が関わったプロジェクトでは、「AIが一次分類→人が最終確認」というハイブリッド設計を推奨しており、これにより精度を担保しつつ工数を60〜70%削減できています。完全自動化を期待すると、かえって手戻りが増えるリスクがあります。

株式会社ニューラルオプト 営業部部長 / DX事業部部長
古谷優輝

東京農工大学大学院 工学府 応用化学専攻 修士課程を修了後、外資系自動車会社にてエンジニアとして自動運転のAI開発などに従事。その後ニューラルオプトに参画し、クライアントのAI開発やSEOツールの開発、RAGなどベクトル検索を活用した検索エンジン開発なども行っています。

大手保険企業がVBAツールで3,000店舗に横展開した事例

50分かかる業務を15分に短縮!BtoC向けの保険商品を取り扱う企業で、見積書ツールを作成。(現在全国3000店舗で使用)

項目内容
企業名非公開(保険業・全国3,000店舗)
業界保険(生保・損保)
ビフォー見積書作成に手計算・入力で50分/件
アフターExcel VBAツールで15分/件へ短縮

全国3,000店舗を展開する大手保険企業では、見積書作成に1件あたり50分もの時間がかかっていました。条件入力ミスや再入力が多発し、店舗ごとに試算フォーマットがばらばらという問題も抱えていたのです。

同社はExcel VBA(Visual Basic for Applications)を活用した見積ツールを開発し、作業時間を15分/件まで短縮。実に70%もの時間削減を実現しました。このツールを3,000店舗に横展開することで全社標準化を達成し、入力ガイドを内蔵することで教育コストも削減。

店舗ごとの見積精度向上により、顧客満足度の向上にもつながっています。開発は1名×2か月で完了し、人件費ベースで1か月未満という短期間での投資回収を実現。Excel専門派遣スタッフと現場担当者の連携により、実用性の高いフォームUIを構築した成功事例といえるでしょう。

当社がDX支援で最も懸念するのは、VBAツールの「ブラックボックス化」です。3,000店舗への展開は素晴らしい成果ですが、開発者が退職したり異動した場合、誰もメンテナンスできなくなるケースが非常に多いのが実情です。実際、過去の相談案件では「10年前に作ったVBAマクロが壊れて業務が止まった」という事例もありました。全社展開する場合は、コードのドキュメント化と複数名での保守体制構築を必ず並行すべきです。

株式会社ニューラルオプト 営業部部長 / DX事業部部長
古谷優輝

東京農工大学大学院 工学府 応用化学専攻 修士課程を修了後、外資系自動車会社にてエンジニアとして自動運転のAI開発などに従事。その後ニューラルオプトに参画し、クライアントのAI開発やSEOツールの開発、RAGなどベクトル検索を活用した検索エンジン開発なども行っています。

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ノーコードで脱Excelを達成した事例

専門的なプログラミング知識がなくても使える「ノーコードツール」を活用し、Excel依存から脱却した企業事例をご紹介します。

  • 株式会社サカタのタネがUnitBaseで情報を一元化した事例
  • エコサイクル株式会社がkintoneで原価管理まで効率化した事例
  • 株式会社JRCが全社業務をクラウドで再構築した事例

株式会社サカタのタネがUnitBaseで情報を一元化した事例

株式会社サカタのタネ 様│UnitBase/ユニットベース

項目内容
企業名株式会社サカタのタネ
業界種苗メーカー
ビフォー部門別にExcel/Access系「野良システム」が乱立し、データ共有が困難
アフターノーコードDB「UnitBase」に統合。最短30分で業務アプリを内製し情報一元化

老舗種苗メーカーのサカタのタネでは、各部門が独自にExcelやAccessでデータ管理を行っていました。このため、同じような情報が複数の場所に散らばり、最新データがどれなのか分からない状況が続いていたのです。また、担当者が変わるたびに、属人的な手順が明らかになり、業務が停滞する問題も発生していました。

そこで同社が導入したのが、プログラミング不要でデータベースアプリを作れる「UnitBase」。この選択により、情報システム部と業務担当者の2名体制で、最短30分という短時間で業務にぴったりのアプリを内製できるようになりました。

全社共通のデータベースで検索・集計がリアルタイムで行え、CSV連携により既存システムとの橋渡しも容易になった点が特筆すべき成果です。導入コストも社内人件費が中心で、早期回収を実現しています。

エコサイクル株式会社がkintoneで原価管理まで効率化した事例

【導入事例】kintoneで建設業のDXを実現!Excelからの脱却【エコサイクル株式会社様】 | ペパコミ株式会社

項目内容
企業名エコサイクル株式会社
業界建設(土壌汚染対策)
ビフォーAccess&Excelで営業/原価情報を個別管理。手入力・二重入力が常態化し、集計だけで月1,000分超を消費
アフターkintone+krewシリーズで内製アプリを構築。複数アプリのデータを自動集計し、処理が数十分・工数は半分以下に短縮

土壌汚染対策を手がけるエコサイクルでは、担当者ごとに”野良Excel”が乱立し、案件の重複や情報共有ミスが頻発していました。特に深刻だったのは、原価・請求残の手集計作業。経理担当者が月1,000分以上を費やし、残業が常態化していたのです。

同社は、クラウド型データベース「kintone」と、Excel感覚で操作できる「krewシリーズ」を組み合わせて課題を解決しました。krewSheetによりExcelライクな入力環境を維持しつつ、krewDataで原価・請求残をリアルタイム算出。これにより処理時間は数十分に短縮され、工数は半分以下になりました。

さらにダッシュボード化により営業会議の資料作成も不要となり、営業部1名とパートナー支援で160ものアプリを内製。3か月で投資回収を見込む高い効果を実現しています。

ノーコードツールの落とし穴として、当社が現場で目にするのは「アプリが増えすぎて収拾がつかなくなる」問題です。160ものアプリを内製できたのは素晴らしいですが、これが数年後に「誰が何のために作ったか分からない」状態になるリスクがあります。実際、別の企業では200以上のkintoneアプリが乱立し、似た機能が重複して逆に非効率になったケースもありました。内製化を進める際は、「アプリ棚卸し」と「統廃合ルール」を最初に決めておくことを強く推奨します。

株式会社ニューラルオプト 営業部部長 / DX事業部部長
古谷優輝

東京農工大学大学院 工学府 応用化学専攻 修士課程を修了後、外資系自動車会社にてエンジニアとして自動運転のAI開発などに従事。その後ニューラルオプトに参画し、クライアントのAI開発やSEOツールの開発、RAGなどベクトル検索を活用した検索エンジン開発なども行っています。

株式会社JRCが全社業務をクラウドで再構築した事例

【導入事例】kintoneで案件管理を実現!建設業が脱Excelに成功するまで | ペパコミ株式会社

項目内容
企業名株式会社JRC
業界建設
ビフォー案件管理・見積・給与計算をExcel/メールで運用。ファイル分散で最新データ不明&計算ミス多発
アフターkintone内製アプリで案件・見積・タイムカードを一元化。見積作成をボタン1つ/給与計算の手作業ゼロ

建設業のJRCでは、案件管理から見積作成、給与計算まで、すべてExcelとメールでやり取りしていました。ファイルが分散しているため進捗把握に時間がかかり、見積や給与計算で”出戻り”が発生して経理担当者が疲弊する状況が続いていたのです。

同社は非IT部門主導で、kintoneを活用した全社DXに取り組みました。案件・見積・給与を単一データベースに統合することで、転記ミスをほぼゼロに削減。見積作成はボタン1つで完了し、CSV連携により給与ソフトへの自動取り込みも実現しました。月次締め作業の大幅な時短につながっています。

現場責任者が主導してアプリ設計を行い、YouTube事例での自学習も活用。Excel文化からのソフトランディングに成功し、SaaS月額と伴走支援のみで半年以内に工数削減効果による投資回収を達成しています。

■少しでもAI・システム開発やPoCに興味があれば、まずはお気軽にご相談ください。目的・課題を伺ったうえで、弊社から手堅く進める方法・お見積りをお伝えさせていただきます。
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人為的ミスを大幅に削減した事例

手作業による入力ミスや転記ミスを大幅に削減し、業務品質を向上させた企業事例をご紹介します。

  • 株式会社伊東商会がCELF RPAでミスゼロを実現した事例
  • 日本特殊陶業株式会社がSmartDBでエラー30%減を達成した事例
  • アイリンクス株式会社が低コストRPAでミスを撲滅した事例

株式会社伊東商会がCELF RPAでミスゼロを実現した事例

株式会社伊東商会様 | 導入事例 | CELF

項目内容
企業名株式会社伊東商会
業界産業機械商社
ビフォー発注システム入力を手作業で転記/人的ミス多発
アフターRPA+Excelテンプレートで自動入力、ヒューマンエラー撲滅

産業機械商社の伊東商会では、発注システムへの入力作業を手作業で行っていたため、転記誤りが頻発していました。ミスに伴う再チェック作業で残業が常態化し、外注費も高騰する悪循環に陥っていたのです。

同社が導入したのは「CELF RPA」を活用した自動化ソリューション。RPAとExcelテンプレートを組み合わせることで、入力工数を80%削減しました。

最も重要な成果は、ヒューマンエラーの完全撲滅です。ミスがゼロになったことで、クレーム対応コストも削減され、外注から内製へのシフトにより費用構造も改善。ミスゼロ、時短、コスト削減の三拍子が揃った好例といえるでしょう。情報システム主導で現場レビュー方式により運用体制を構築し、半年で投資回収を実現しています。

日本特殊陶業株式会社がSmartDBでエラー30%減を達成した事例

日本特殊陶業 | SmartDB®【大企業の業務デジタル化クラウド】

項目内容
企業名日本特殊陶業株式会社
業界製造(セラミック・自動車部品)
ビフォー人事申請20業務を紙/Excelで運用 → 入力不備・紛失が多発
アフターSmartDBで3か月開発 → ミス30%減・処理スピード2倍

自動車部品メーカーの日本特殊陶業では、人事申請業務を紙とExcelで運用していました。テレワークの拡大により紙フローが限界を迎え、7,000名分のユニフォーム在庫管理もExcelマクロで行っていたため、システムが破綻寸前の状況だったのです。

同社は「SmartDB」を活用したノーコードワークフロー内製化により、若手2名で3か月という短期間で20業務をデジタル化しました。申請状況のリアルタイム可視化により問い合わせが50%減少し、入力ミスも30%削減を実現。処理スピードは2倍に向上しています。

デジタル化が業務棚卸しの契機となり、重複プロセスの統合も進みました。人事部主導のシチズン開発(現場による内製開発)により情報システム部の負荷をゼロに抑え、月額SaaSと人件費のみで導入初年度での回収見込みを立てています。

アイリンクス株式会社が低コストRPAでミスを撲滅した事例

アイリンクス株式会社|導入事例 | CELF

項目内容
企業名アイリンクス株式会社
業界商社(通販・不動産)
ビフォー日次売上データを30分かけて転記/ミス多発
アフターCELF RPAで4分&ミスゼロに短縮

通販・不動産事業を手がけるアイリンクスでは、日次売上データの転記作業に30分を要し、ミスが多発していました。高額なRPAツールはコスト負担が重く導入を見送っていたため、属人的なExcel業務が乱立し、経営判断を阻害する状況が続いていたのです。

同社は年間21万円という低コストの「CELF RPA」を導入し、転記作業を4分に短縮してミスをゼロに削減しました。導入障壁の低さが決め手となり、1か月のトライアル中に自作アプリを複数開発して経営陣を説得。成功後はコールセンターの受注処理など、他業務への横展開も計画しています。

事業部門主体の運用体制で、情報システム部がRPAガイドラインを監修する形で進行。転記工数と人件費で試算した結果、半年以内での投資回収を実現した”転記地獄”からの解放事例です。

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複数システム連携を自動化した事例

異なるシステム間のデータ連携を自動化し、業務フローを大幅に改善した企業事例をご紹介します。

  • 沖縄県がASTERIA Warp Coreで行政DXを推進した事例
  • 株式会社ワコーが非IT部門主導で工数70%削減した事例
  • 匿名製造業がミロクルカルテで設備管理を一元化した事例

沖縄県がASTERIA Warp Coreで行政DXを推進した事例

【沖縄県】データ連携事例|データ連携ツール「ASTERIA Warp」|EAI/ESB国内シェアNo.1|アステリア株式会社

項目内容
企業名沖縄県(地方自治体)
業界行政
ビフォー内部統制Excelをコピー&ペーストで集計 → 属人&ブラックボックス化
アフターASTERIA Warp Coreで10日開発 → データ連携を自動化し工数40%削減

沖縄県では、内部統制に関するExcelファイルをコピー&ペーストで集計する作業が属人化し、ブラックボックス化していました。県のDX推進計画において、非IT職員でも扱えるツールの導入が必須課題となっていたのです。

同社が選択したのは「ASTERIA Warp Core」というノーコードEAI(Enterprise Application Integration:企業アプリケーション統合)ツール。わずか10日間の開発で、複数のExcelファイル連携を自動化し、工数を40%削減しました。マクロが不要で多ファイル連携を自動化できるため、監査対応も容易になった点が特筆されます。

属人化とブラックボックス化を解消して保守性を向上させ、現場でのハンズオン研修により庁内のDX人材育成も同時進行。各課の担当者が自ら開発し、情報政策課が横串支援する体制で、検証案件での効果確認後に全庁展開の予算化を進めています。

株式会社ワコーが非IT部門主導で工数70%削減した事例

【株式会社ワコー】データ連携事例|データ連携ツール「ASTERIA Warp」|EAI/ESB国内シェアNo.1|アステリア株式会社

項目内容
企業名株式会社ワコー
業界印刷(オンデマンド)
ビフォー受注処理をExcel手作業 → 工程管理が煩雑、担当者負荷大
アフターASTERIA Warpでノーコード連携、工数約70%削減

オンデマンド印刷を手がけるワコーでは、少量多品種という事業特性により、Excelベースのオペレーションが膨大な量になっていました。IT部門が不在のため、ツール選定・開発が停滞する状況が続いていたのです。

同社では印刷現場の課長が自ら「ASTERIA Warp」を使った業務設計に取り組み、”現場DX”の好例となりました。前処理からデータベース照会、帳票化まで一連の流れをExcel連携で自動化し、約70%の工数削減を実現。IT部門のサポートなしに、生産部が開発から全社展開まで担当した点が画期的です。

この成功事例はDevFes(開発者向けイベント)でも紹介され、社外PRにも寄与。Warpライセンスと教育費のみで、1年内に損益分岐を達成する予定となっています。

匿名製造業がミロクルカルテで設備管理を一元化した事例

工場の生産を支える設備保全。ミロクルカルテで一歩先の工場へ! | GO! JMAC | IoT Cousulting Service[ICS]

項目内容
企業名非公開(中堅製造業)
業界製造・設備保全
ビフォーExcelで200設備/3,000指示を手管理 → 抜け漏れ・重複多発
アフタークラウド設備管理「ミロクルカルテ」でリアルタイム共有

中堅製造業のこの企業では、200設備と3,000件の指示をExcelで手管理していたため、抜け漏れや重複が多発していました。データ漏れや入力ミスでメンテナンス計画が立てられず、最新情報の共有ができないため二重作業が頻発する状況だったのです。

同社はクラウド型設備管理システム「ミロクルカルテ」を導入し、Excel依存から脱却してデータ一元管理を実現しました。クラウドにより最新版を即座に共有できるため、二重入力をゼロに削減。直感的なUIにより現場への定着が早く、段階導入でリスクを抑えながら全工場展開を進めています。

推進リーダーと現場管理者を指名して運用体制を一本化し、SaaS月額制でトライアル段階から効果を確認。点検漏れの防止と一元化により、設備保全業務の品質向上を実現した成功例です。

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Excel業務の効率化に活用できるツール

Excel業務の効率化を実現するためのツールは多種多様です。それぞれの特徴を理解し、自社の課題に最適なものを選択することが成功の鍵となります。

Power Queryを活用する

ExcelやPower BIに標準搭載されている「Power Query」は、データの取得・変換・統合を自動化できる強力なツールです。東京インキの事例で見たように、複数のファイルからデータを収集し、加工して統合する作業を大幅に短縮できます。

プログラミング知識がなくても直感的な操作でデータ処理の自動化が可能で、初期コストもかからないため、Excel効率化の第一歩として最適。

NTTデータグループの2023年調査によれば、Power Queryの存在を認識している企業担当者は「30人に1人程度」、大いに活用しているのは「100人に1人程度」と普及率は低いものの、元データを破壊せず試行錯誤できる点や処理過程が残りトレーサビリティが確保される点など、データ活用が進んでいる企業でも高く評価されています。

出典:企業であまり使われていないPower Query(パワークエリ)の威力 / NTTデータグループ フォーティエンスコンサルティング / 2023年

ニューラルオプト編集部

特に定期的なレポート作成や月次集計業務で威力を発揮します。

Power Automateで定型処理を自動化する

Microsoft 365に含まれる「Power Automate」は、アプリケーション間のワークフローを自動化するツールです。メールでExcelファイルを受信したら自動的にデータを抽出し、別のシステムに登録するといった連携処理が可能。

早稲田大学の事例では、Power Automate導入から2年で400を超える業務を変革し、2022年度だけで220業務での活用を実現。Microsoft 365に含まれるためライセンス費用を抑えられる点と、IT専門家でなくても簡単に利用できる点が高く評価されています。

出典:業務効率化のメジャーツールにPower Automateを活用 / 早稲田大学・Microsoft / 2024年

クラウドベースなので24時間稼働し、人の手を介さずに定型業務を処理できます。

ニューラルオプト編集部

伊東商会のRPA事例と同様の効果を、より低コストで実現できるソリューションといえるでしょう。

Office Scriptsを使う

「Office Scripts」は、ExcelでJavaScript風のコードを記述して自動化を行う機能です。VBAよりもモダンで、クラウド環境でも動作するため、テレワーク環境での業務自動化に適しています。

大手保険企業のVBA事例と同様の効果を、より安全で保守性の高い方法で実現可能です。

ニューラルオプト編集部

複雑な計算処理や条件分岐を含む業務の自動化に向いており、IT部門のサポートがあれば高度な効率化を実現できます。

専用アドインを導入する

ExcelにkintoneやSalesforceなどのクラウドサービス連携機能を追加するアドインも有効な選択肢です。エコサイクルのkintone事例のように、Excelライクな操作感を保ちながらクラウドの利点を活用できます。

データの同期やバックアップが自動化され、複数人での同時編集も可能です。

ニューラルオプト編集部

既存のExcel操作に慣れた現場でも抵抗なく導入できる点が大きなメリットといえるでしょう。

クラウドBIと連携する

Power BIやTableauなどのBI(Business Intelligence)ツールとExcelを連携させることで、高度なデータ分析と可視化が可能になります。

メンバーズメディカルマーケティングの事例のように、大量のデータを効率的に処理し、意思決定に必要な情報を自動生成できます。リアルタイムダッシュボードの作成により、経営層への報告業務も大幅に効率化できます。

ニューラルオプト編集部

データドリブンな経営を支援する強力なツールとなります。

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Excel業務の効率化を進めるときの注意点

Excel業務効率化を成功させるためには、技術的な側面だけでなく、運用面での注意点も押さえておく必要があります。事前に対策を講じることで、トラブルを未然に防げます。

セキュリティ・個人情報を管理する

効率化ツールの導入時には、セキュリティ対策が不可欠です。特にクラウドサービスやRPAツールを使用する場合、機密情報の取り扱いルールを明確にしておく必要があります。

アクセス権限の設定、データの暗号化、ログの管理など、情報漏洩リスクを最小限に抑える対策を講じましょう。沖縄県の事例のように、行政機関では特に厳格なセキュリティ基準への対応が求められます。

セキュリティ面で特に注意すべきは、VBAマクロやRPAツールが「マルウェアの侵入経路」になりうる点です。当社が相談を受けた企業では、外部から受け取ったExcelファイルのマクロを安易に有効化したことで、ランサムウェアに感染した事例もあります。自動化ツールを導入する際は、「どのファイルからマクロ実行を許可するか」を明確にし、外部ファイルは必ずサンドボックス環境で検証するなど、セキュリティ設計を最優先すべきです。

株式会社ニューラルオプト 営業部部長 / DX事業部部長
古谷優輝

東京農工大学大学院 工学府 応用化学専攻 修士課程を修了後、外資系自動車会社にてエンジニアとして自動運転のAI開発などに従事。その後ニューラルオプトに参画し、クライアントのAI開発やSEOツールの開発、RAGなどベクトル検索を活用した検索エンジン開発なども行っています。

Excelバージョン差異を確認する

Excel効率化ツールの中には、特定のバージョンでしか動作しないものがあります。特にVBAマクロやPower Queryの機能は、古いバージョンでは制限がある場合も。全社展開前に、使用中のExcelバージョンを調査し、必要に応じてアップデートを検討しましょう。また、社外とのファイル共有時には、相手方の環境も考慮する必要があります。

Microsoft公式サポートでは、新しいバージョンのExcelで作成したファイルを古いバージョンで開く場合、「機能の大幅な損失」や「再現性の低下」が発生する可能性があることを明記しており、特にデータモデルや新しい関数、マクロの互換性に注意が必要です。Excel 97-2003形式(.xls)で保存する際には、自動的に互換性チェックが実行される仕組みになっています。

出典:以前のバージョンのExcelと互換性があるExcelブックを保存する / Microsoft公式サポート / 継続更新

ニューラルオプト編集部

互換性の問題を避けるため、標準的なフォーマットでの出力機能も用意しておくと安心です。

属人化を防止する

効率化ツールを特定の担当者だけが使える状態にしてしまうと、新たな属人化リスクが生まれます。サカタのタネの事例のように、「誰がやっても同じ結果」が得られる仕組みづくりが重要。操作マニュアルの整備、複数人での運用体制構築、定期的な引き継ぎ訓練などにより、属人化を防止しましょう。

リトルソフトが全国の会社員1,010名を対象に実施した調査では、「大体は自分で好きなようにVBAを作成できる」と回答した割合はわずか9.1%と10%に満たないことが判明しており、VBAを自由に扱える人材は極めて限られています。

出典:社会人のITスキル・利用ツールに関する調査 / リトルソフト株式会社 / 調査年不明

この現実を踏まえると、高度なVBAマクロに依存した業務フローは、必然的に属人化リスクを抱えることになり、開発者の退職や異動時に業務が停止する危険性が高いと言えます。

ニューラルオプト編集部

ツールの設定内容や処理ロジックも文書化し、後任者がメンテナンスできる状態を維持することが大切です。

定期バックアップを行う

自動化システムは便利な反面、障害時の影響も大きくなりがちです。重要なデータやツールの設定は定期的にバックアップを取り、復旧手順も整備しておきましょう。

クラウドサービスを利用する場合でも、サービス停止時に備えて手動での処理方法を確保しておくことが重要。ワコーの事例のように段階的導入を行い、リスクを分散させる方法も効果的です。

ニューラルオプト編集部

バックアップの取得頻度や保存期間は、業務の重要度に応じて決定しましょう。

コスト・ROIを定期検証する

効率化ツールの導入効果は、継続的に検証する必要があります。東京インキや伊東商会の事例のように、導入前後の工数や費用を定量的に比較し、投資対効果を確認しましょう。また、業務量の変化や新たな課題の発生により、当初の想定とは異なる状況になることもあります。

ニューラルオプト編集部

半年から1年に一度は効果測定を行い、必要に応じてツールの見直しや追加投資を検討することが、長期的な成功につながります。

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Excel業務効率化ならニューラルオプト

Excel業務の効率化でお悩みの企業様には、合同会社ニューラルオプトへのご相談をおすすめします。当社は世界的生成AIであるChatGPTの開発に携わっているAI開発企業として、日本で展開されているChatGPTの裏側にも関与しており、最新のAI技術を活用した業務効率化ソリューションを提供できます。

単なる開発会社ではなく、課題解決コンサルティングから対応可能な点が当社の最大の特徴。現状分析から課題の特定、最適なツール選定、導入後の運用支援まで、「失敗リスクを最小化する」をコンセプトに総合的な支援を行います。

データサイエンスの知見も豊富で、メンバーズメディカルマーケティングのようなテキストマイニングや、複雑なデータ分析業務の自動化にも対応可能です。

これまでECサイト「eBay」の価格自動設定AIや手書き文字のAI認識・要約システムなど、多様な業務システムの開発実績があります。Excel効率化でも課題起点での解決策提案から組織への定着支援、運用改善まで一貫してサポート。失敗リスクを抑えながら確実な成果を出したい企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。

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AIの開発・活用を検討されている方へ
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弊社はAI研究開発を目的に創業された開発会社です。
海外企業との提携のもと
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弊社に受託開発をご相談いただければ、
課題・目的を踏まえて広い視野からご提案させていただきます。

【ご相談時の提案資料例】

低コスト・堅実な進め方

費用対効果や
損益分岐点の計算

目的に応じた
必要な機能要件一覧

コンセプト設計
(サービス開発の場合)


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開発・支援事例

著者

鈴木 佑理のアバター 鈴木 佑理 代表取締役

株式会社ニューラルオプト代表。
東京外国語大学卒業後、大規模言語モデルBERTなどの機械学習を活用したマーケティングツールの研究開発を目的にニューラルオプトを創業。

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