証券業界では、デジタル化の波が急速に押し寄せています。従来の紙ベースの業務や手作業に頼った営業スタイルから脱却し、効率的で顧客満足度の高いサービスを提供するためのDX(デジタルトランスフォーメーション)が急務となっているのが現状です。
しかし、証券会社特有の厳格な規制対応や、長年にわたって構築されてきた既存システムとの連携など、DXを進める上での課題は多岐にわたります。そこで重要になるのが、証券業界の特性を深く理解し、実績豊富なパートナー企業を選ぶこと。
本記事では、証券会社のDXを支援する15社を5つの軸で分類し、それぞれの特徴や強みを詳しく解説していきます。自社の課題や目標に最適なパートナーを見つける参考としてご活用ください。
リテール営業から相談できる系
証券会社の顧客対応業務やリテール営業を強化したい企業におすすめの3社をご紹介します。
- SCSK
- アクセンチュア(日本)
- ブレインパッド
SCSK

金融アドバイザーソリューション Advyzon(アドバイゾン) | SCSK株式会社
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | SCSK |
| 最大の特徴 | アドバイザー支援「Advyzon」など対面提案に強いSaaS群 |
| どんなケースにおすすめか | 店頭・コールの提案力を短期に底上げしたい |
評価項目
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 費用の安さ | 3 |
| 課題解決能力 | 4 |
| 規制/証券知識 | 3 |
| レガシー統合力 | 3 |
| データ/セキュリティ | 3 |
SCSKは、証券会社の営業担当者が顧客により良い提案を行えるよう支援するソリューションに強みを持っています。特に注目すべきは、顧客情報と資産情報を一元管理できる「Advyzon」というシステムです。これにより、営業担当者は顧客の投資状況を瞬時に把握し、最適な商品提案が可能になります。
また、SCSKの特徴として、ルールエンジンと組み合わせることで提案プロセスの標準化も実現できる点が挙げられます。経験の浅い営業担当者でも、ベテランと同様の質の高い提案ができるようになり、全社的な営業力の底上げに貢献。
SI(システムインテグレーション)とパッケージソフトを組み合わせたハイブリッド型のアプローチにより、短期間での導入が可能です。営業現場のデジタル化を急ぎたい証券会社にとって、実用性の高いソリューションを提供しています。
アクセンチュア(日本)

キャピタル・マーケッツ・コンサルティング・サービス&ソリューション |アクセンチュア
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | アクセンチュア |
| 最大の特徴 | リテール~バックまで一気通貫のCX/DX変革支援 |
| どんなケースにおすすめか | 顧客体験と営業モデルを同時刷新したい |
評価項目
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 費用の安さ | 2 |
| 課題解決能力 | 5 |
| 規制/証券知識 | 4 |
| レガシー統合力 | 4 |
| データ/セキュリティ | 4 |
アクセンチュアは、証券会社のDXを戦略立案から実装まで一気通貫で支援する総合コンサルティング企業です。単なるシステム導入にとどまらず、顧客体験(CX)の抜本的な改善と営業モデルの変革を同時に進められる点が最大の強み。証券業界に特化したDX理論と豊富な実装経験を併せ持っています。
特筆すべきは、全社規模での変革プロジェクトにおける組織開発支援も手がけている点です。新しいシステムを導入しても、それを使いこなす人材や組織体制が整わなければ効果は限定的。アクセンチュアでは、システム導入と並行して従業員のスキルアップや業務フローの見直しも支援します。
また、グローバルネットワークを活かした海外事例との比較検討により、世界水準のベンチマーキングも可能です。費用は他社と比べて高めですが、包括的な変革を目指す証券会社にとって頼りになるパートナーといえるでしょう。
ブレインパッド

株式会社ブレインパッド(BrainPad Inc.)|データ活用推進パートナー|データ活用の促進を通じて持続可能な未来をつくる
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | ブレインパッド |
| 最大の特徴 | 証券含む金融での営業生産性向上・パーソナライズ事例 |
| どんなケースにおすすめか | 営業行動の見える化と成果KPI改善を急ぎたい |
評価項目
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 費用の安さ | 3 |
| 課題解決能力 | 4 |
| 規制/証券知識 | 3 |
| レガシー統合力 | 3 |
| データ/セキュリティ | 4 |
ブレインパッドは、データ分析とAI活用に特化した企業として、証券会社の営業力強化に実績を重ねています。特に東海東京証券での営業DX事例を公開するなど、証券業界での具体的な成果を示している点が信頼できるポイント。営業担当者の行動データを詳細に分析し、成果につながる行動パターンを可視化できます。
同社の強みは、自社開発のSaaSツールと豊富なデータサイエンティストによる伴走支援を組み合わせたサービス提供にあります。単にツールを導入するだけでなく、データの読み方や活用方法まで丁寧に指導してくれるため、社内にデータ分析の専門人材がいない証券会社でも安心して導入可能。
また、金融領域での基盤構築から運用まで一貫したサポート体制を整えており、導入後の継続的な改善活動も期待できます。営業成果の可視化と改善を通じて、短期間でのROI向上を目指す証券会社におすすめです。
規制対応に強い系
証券業界特有の厳格な規制要件への対応力に優れた3社をご紹介します。
- FRONTEO
- NEC
- 日立ソリューションズ
FRONTEO

株式会社FRONTEO | 自社開発のAIでビジネスソリューションを提供 | FRONTEO, Inc. | 自社開発のAIでビジネスソリューションを提供
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | FRONTEO |
| 最大の特徴 | 通話・テキスト監査AI「KIBIT Eye」で大手証券導入 |
| どんなケースにおすすめか | コンプラ監視の網羅性/精度を高めたい |
評価項目
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 費用の安さ | 3 |
| 課題解決能力 | 4 |
| 規制/証券知識 | 5 |
| レガシー統合力 | 3 |
| データ/セキュリティ | 4 |
FRONTEOは、AI技術を活用したコンプライアンス監視システムに特化した企業です。主力製品である「KIBIT Eye」は、証券会社の営業担当者と顧客との通話内容やメール、チャットなどのテキストデータを自動分析し、不正行為の兆候を早期発見できるシステム。
みずほ証券や三菱UFJモルガン・スタンレー証券といった大手証券会社での導入実績を公開しており、その効果が実証されています。
同社の最大の強みは、日本語の言語解析に特化した国産AIを開発している点にあります。証券業界特有の専門用語や微妙なニュアンスも正確に読み取れるため、従来の人手による監査では見逃していたリスクも発見可能。また、単に問題のある発言を検知するだけでなく、将来的にリスクとなりうる兆候を予見する機能も備えています。
監査業務の負荷軽減と同時に、より高精度な監視体制を構築したい証券会社にとって、非常に有効なソリューションといえるでしょう。規制当局からの信頼性確保が重要な大手証券会社で選ばれている実績が、その品質の高さを物語っています。
NEC

マネー・ローンダリング対策(AML)サービス: FinTech |NEC
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | NEC |
| 最大の特徴 | 共同機構のAMLスコアリング等、規制対応AIを提供 |
| どんなケースにおすすめか | AML体制の高度化・共同化を進めたい |
評価項目
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 費用の安さ | 3 |
| 課題解決能力 | 4 |
| 規制/証券知識 | 4 |
| レガシー統合力 | 4 |
| データ/セキュリティ | 4 |
NECは、AML(アンチマネーロンダリング)対策を中心とした規制対応AIソリューションを提供している企業です。特に注目すべきは、業界全体での共同スキームによる高度化を推進している点。個社単独では難しい高度なAI技術を、業界共通のインフラとして効率的に活用できる仕組みを構築しています。
同社のソリューションは、Digital KYC(本人確認)から取引監視まで、マネーロンダリング対策に必要な機能を包括的にカバー。顧客の取引パターンを学習し、異常な取引を自動検知するスコアリングシステムは、従来の人手による監視と比べて格段に精度が向上しています。
また、行政機関や業界団体のワーキンググループにも積極的に参加しており、最新の規制動向を反映したシステム更新も迅速に対応可能。個社でのAML体制構築にかかるコストと労力を大幅に削減しながら、業界最高水準の監視体制を実現したい証券会社にとって魅力的な選択肢です。
日立ソリューションズ

異常取引モニタリングシステム:アンチマネーロンダリング(AML:アンチマネロン):日立ソリューションズ西日本
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 日立ソリューションズ |
| 最大の特徴 | AML/異常取引モニタリングの実装パッケージ |
| どんなケースにおすすめか | 既存基幹の外付けで取引監視を早期導入 |
評価項目
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 費用の安さ | 3 |
| 課題解決能力 | 4 |
| 規制/証券知識 | 4 |
| レガシー統合力 | 3 |
| データ/セキュリティ | 4 |
日立ソリューションズは、既存の基幹システムに影響を与えることなく、外付けで取引監視システムを導入できるパッケージソリューションを提供しています。
主力製品である異常取引モニタリングシステムは、外部からの不正アクセスによる取引と、内部関係者による不正取引の両方を検知できる設計が特徴。大規模なシステム刷新を行うことなく、段階的に監視体制を強化したい証券会社に最適です。
同社のソリューションは、リスクベースアプローチに完全対応しており、顧客や取引の特性に応じてリスクレベルを自動判定。高リスクな取引により多くの監視リソースを集中させることで、効率的な監視体制を構築できます。
導入コストを抑えながら段階的に機能拡張していけるため、予算制約がある中でも着実に規制対応体制を強化していけます。既存システムとの親和性を重視し、リスクを最小限に抑えながら監視機能を強化したい証券会社におすすめの選択肢です。
■少しでもAI・システム開発やPoCに興味があれば、まずはお気軽にご相談ください。目的・課題を伺ったうえで、弊社から手堅く進める方法・お見積りをお伝えさせていただきます。
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レガシー刷新が得意系
長年使用してきた既存システムの全面的な刷新に実績を持つ3社をご紹介します。
- 野村総合研究所(NRI)
- NTTデータ
- TIS
野村総合研究所(NRI)

THE STAR | サービス・ソリューション一覧 | 野村総合研究所(NRI)
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | NRI |
| 最大の特徴 | THE STAR/I-STAR等、証券バック業務のデファクト |
| どんなケースにおすすめか | 勘定系・共同利用基盤での全面刷新 |
評価項目
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 費用の安さ | 2 |
| 課題解決能力 | 5 |
| 規制/証券知識 | 5 |
| レガシー統合力 | 5 |
| データ/セキュリティ | 5 |
NRIは、証券業界のシステム基盤において圧倒的な存在感を誇る企業です。主力製品「THE STAR」は国内70社を超える証券会社で採用されており、日本の証券口座の約半数を支えるインフラとなっています。
長年にわたって証券業界のシステム要件を熟知し、規制変更や新制度への対応も継続的にアップデートを提供。証券会社のバックオフィス業務における事実上の標準システムといっても過言ではありません。
同社の強みは、単なるシステム提供にとどまらず、BCP(事業継続計画)対応や制度変更への迅速な対応まで含めた包括的なサービス提供にあります。また、「I-STAR」では決済機関との連携機能も標準装備されており、複雑な決済フローも安心して任せられます。
共同利用型のサービス提供により、個社開発では実現困難な高度な機能を比較的低コストで利用可能。Oracle Cloud Infrastructure上での運用により、セキュリティと可用性も最高水準を維持しています。
証券業界での豊富な実績と信頼性を最重視し、安定したシステム基盤の上でビジネスを展開したい証券会社にとって、最も確実な選択肢といえるでしょう。
NTTデータ

基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | NTTデータ |
| 最大の特徴 | 金融大規模SI×デジタル証券プラットフォーム連携 |
| どんなケースにおすすめか | 勘定・周辺を含む広域刷新とST対応を両立 |
評価項目
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 費用の安さ | 2 |
| 課題解決能力 | 5 |
| 規制/証券知識 | 4 |
| レガシー統合力 | 5 |
| データ/セキュリティ | 5 |
NTTデータは、金融機関向けの大規模システム構築において国内トップクラスの実績を誇る企業です。特に注目すべきは、従来の証券システム刷新に加えて、デジタル証券やST(セキュリティトークン)といった新しい金融商品への対応も同時に進められる点。
Securitize Japanとの協業により、デジタル証券プラットフォームとの連携も実現しており、将来を見据えたシステム基盤を構築できます。
同社の最大の強みは、既存の資産を最大限活かしながらモダナイズを進める技術力にあります。完全な新規構築ではなく、現在使用中のシステムから段階的に移行できるため、業務への影響を最小限に抑えながら刷新が可能。また、金融機関での基幹システム構築・運用実績が豊富なため、証券会社特有の厳格な要求水準にも確実に対応できます。
勘定系システムだけでなく、周辺システムも含めた広範囲な刷新プロジェクトを安全に進めたい証券会社や、従来業務の効率化と新サービス対応を同時に実現したい企業にとって理想的なパートナーです。長期的な視点でのシステム戦略を描き、着実に実行していく力が同社の真骨頂といえるでしょう。
TIS

基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | TIS |
| 最大の特徴 | STO/デジタル証券「STLINK」等の新領域も牽引 |
| どんなケースにおすすめか | 既存×ST等の新商品対応を同時に進めたい |
評価項目
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 費用の安さ | 3 |
| 課題解決能力 | 4 |
| 規制/証券知識 | 4 |
| レガシー統合力 | 4 |
| データ/セキュリティ | 4 |
TISは、従来の証券システム構築に加えて、STO(セキュリティトークンオファリング)やデジタル証券といった新しい金融サービス領域でも先駆的な取り組みを進めている企業です。
主力製品「STLINK」は、デジタル証券の発行から管理まで一貫して対応できるプラットフォームとして注目を集めています。金融業界での長年のSI基盤をベースに、革新的な新サービスへの対応力も兼ね備えているのが同社の特徴。
同社の強みは、ST市場という新しい領域での実装知見を既に蓄積している点にあります。多くの企業がまだ検討段階にある中で、実際のシステム構築と運用経験を持っているため、より実践的なアドバイスと確実な実装が期待できます。
また、段階的な導入アプローチも得意としており、まずはPoC(概念実証)で効果を検証してから本格導入に進むことも可能。リスクを抑えながら新技術を取り入れたい証券会社にとって安心できる選択肢です。既存の証券業務を安定運用しながら、将来を見据えた新サービスにも同時にチャレンジしたい企業におすすめの企業といえるでしょう。
データ/AIに強い系
データ分析とAI活用による高度化に特化した4社をご紹介します。
- シンプレクス(Simplex)
- ナウキャスト
- 日本テラデータ
- ニューラルオプト
シンプレクス(Simplex)

基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | シンプレクス |
| 最大の特徴 | 証券フロント~バックのDXを自社完結で推進 |
| どんなケースにおすすめか | 売買/リスク/周辺の高度化を一社完結で進めたい |
評価項目
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 費用の安さ | 3 |
| 課題解決能力 | 5 |
| 規制/証券知識 | 5 |
| レガシー統合力 | 4 |
| データ/セキュリティ | 5 |
シンプレクスは、証券業界に特化したIT企業として、フロントオフィスからバックオフィスまで一貫したDXソリューションを提供しています。
同社の最大の特徴は、証券業界での豊富な経験を活かし、売買システム、リスク管理、決済処理など、証券会社の中核業務すべてを自社完結でサポートできる点。金融機関向けのシステム開発・運用に特化した体制を長年にわたって構築してきた実績があります。
特筆すべきは、クラウドセキュリティにおける高度な実装事例を持っている点です。AWS、Microsoft Azure、Google Cloudという3大クラウドプラットフォームを跨ぐセキュリティ体制を構築した経験を有しており、証券会社が求める厳格なセキュリティ要件にも確実に対応可能。
また、証券業界特化のソリューションページを用意するなど、業界のニーズを深く理解した提案ができるのも強み。複数のベンダーを使い分けることによる複雑性を避け、一社で包括的にDXを推進したい証券会社にとって最適なパートナーです。証券業界での専門性と最新技術の両方を求める企業におすすめの選択肢といえるでしょう。
ナウキャスト(Finatextグループ)

株式会社ナウキャスト – オルタナティブデータで経済の”今”を知る
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | ナウキャスト |
| 最大の特徴 | クレジットカード等オルタナティブデータ解析に強み |
| どんなケースにおすすめか | 投資/顧客分析で”足元の消費・売上”を早期把握したい |
評価項目
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 費用の安さ | 3 |
| 課題解決能力 | 4 |
| 規制/証券知識 | 3 |
| レガシー統合力 | 3 |
| データ/セキュリティ | 4 |
ナウキャストは、オルタナティブデータ(従来の経済統計では捉えきれない新しいデータ)の解析に特化した企業として、証券業界での投資判断や顧客分析を革新しています。
同社の最大の強みは、クレジットカード決済データを活用した「JCB消費NOW」などの高頻度データ提供により、従来の経済指標よりも早いタイミングで市場動向を把握できる点。月次や四半期ベースの統計発表を待たずに、リアルタイムに近い形で消費動向や企業の売上状況を分析可能です。
同社のサービスは、単にデータを提供するだけでなく、金融機関や事業会社での活用を前提とした実践的な分析手法まで含めたソリューション提供が特徴。
クレジットカード明細の店舗名正規化作業なども含めて、生データから分析可能な状態まで整備する運用支援も行っているため、データ分析の専門チームを持たない証券会社でも導入しやすい環境が整っています。
特に、投資先企業の業績予測や顧客の投資行動分析において、従来のアプローチでは見えなかった「足元の動き」を可視化したい証券会社にとって非常に有効。Finatextグループの一員として証券業界への理解も深く、実用性の高いデータ活用提案が期待できるパートナーといえるでしょう。
日本テラデータ

データ×AIエージェントで、日本企業のAIドリブン経営を実現するTeradata
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 日本テラデータ |
| 最大の特徴 | Vantageを核にしたAI/分析基盤の戦略実装 |
| どんなケースにおすすめか | 顧客・取引データの全社横断活用を早期実現したい |
評価項目
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 費用の安さ | 2 |
| 課題解決能力 | 4 |
| 規制/証券知識 | 3 |
| レガシー統合力 | 4 |
| データ/セキュリティ | 5 |
日本テラデータは、大規模データ分析基盤の構築において世界的な実績を持つ企業です。主力製品「Vantage」を核として、証券会社が保有する膨大な顧客データや取引データを全社横断で活用できる統合分析基盤を提供しています。
単なるデータ蓄積にとどまらず、戦略立案から運用最適化まで一気通貫でサポートする体制が特徴。大容量データの処理性能と安定性において業界最高水準を誇ります。
同社の最大の強みは、大規模データの信頼性とSLA(サービス品質保証)の高さにあります。証券会社では取引データの正確性が極めて重要ですが、テラデータのソリューションは金融機関の厳格な要求水準を満たす堅牢性を備えています。
また、最新のAIエージェント技術も活用可能で、従来の分析業務を大幅に効率化できる点も魅力。部門ごとに分散していたデータを統合し、全社的な意思決定に活用したい証券会社や、データドリブンな経営を本格的に推進したい企業にとって理想的なソリューションです。
ニューラルオプト
手前味噌で恐縮ですが、弊社ニューラルオプトもデータ/AI領域でご紹介させてください。

ニューラルオプト | 提案・課題解決に強いAIシステム開発会社
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | ニューラルオプト |
| 最大の特徴 | ChatGPT開発参画企業による課題解決コンサルティング×AI開発 |
| どんなケースにおすすめか | AI活用の失敗リスクを抑えて確実に成果を出したい |
評価項目
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 費用の安さ | 5 |
| 課題解決能力 | 5 |
| 規制/証券知識 | 3 |
| レガシー統合力 | 4 |
| データ/セキュリティ | 4 |
ニューラルオプトは、世界的な生成AI「ChatGPT」の開発に携わった技術力を持つAI開発企業です。
単なる開発会社ではなく、「失敗リスクを最小化する」をコンセプトに、課題の特定から解決策の提案、システム開発、組織への定着支援まで一気通貫でサポート。日本で展開されているChatGPTの裏側システムにも関わっており、最先端のAI技術と実践的な課題解決力を兼ね備えています。
同社の最大の強みは、技術力だけでなくコンサルティング能力も併せ持っている点にあります。「AIを導入したいが何から始めればよいかわからない」「過去のAIプロジェクトが失敗に終わった」といった証券会社の悩みに対し、課題の根本原因から分析して最適な解決策を提案可能。
データマイニングやテキストマイニングといったデータサイエンス領域の知見も豊富で、証券会社が持つ大量の顧客データや取引データを有効活用する仕組みづくりも得意分野です。eBayの価格自動設定AIや手書き文字のAI認識システムなど、実用性の高い開発実績も蓄積。
AI活用で確実に成果を出したい証券会社、特に過去の失敗を踏まえてリスクを最小限に抑えながらAI導入を進めたい企業におすすめの選択肢といえるでしょう。
短期PoC〜本番化が速い系
スピーディーな導入と効果検証を重視する3社をご紹介します。
- スマートプラス(Finatextグループ)
- 大和総研(DIR)
- 富士通
スマートプラス(Finatextグループ)

BaaS |株式会社スマートプラス|証券の未来を生み出す、スマートな選択を
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | スマートプラス |
| 最大の特徴 | 証券BaaSで他社の証券サービス立上げを短期化 |
| どんなケースにおすすめか | 自社顧客向け証券機能を速くローンチしたい |
評価項目
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 費用の安さ | 4 |
| 課題解決能力 | 4 |
| 規制/証券知識 | 4 |
| レガシー統合力 | 3 |
| データ/セキュリティ | 4 |
スマートプラスは、証券BaaS(Banking as a Service)という革新的なサービスモデルで注目を集めている企業です。証券機能をAPI化したインフラを提供することで、他の事業者が自社顧客向けに証券サービスを短期間かつ低コストで立ち上げることを可能にしています。
セゾン、ニッセイ、セブン銀行といった大手企業との連携実績を持ち、証券業界以外の企業が金融サービスに参入する際の強力なパートナーとして機能。
同社の最大の特徴は、従来であれば数年かかる証券システム構築を、わずか数ヶ月で実現できる点にあります。既に完成された証券インフラをAPI経由で利用できるため、複雑な規制対応や基幹システム開発の負担を大幅に軽減可能。また、STREAMの運営経験により、実際の証券サービス運用におけるノウハウも蓄積しています。
既存事業に証券機能を追加したい企業や、新規に証券関連サービスを立ち上げたい企業にとって、リスクを最小限に抑えながらスピーディーに市場参入できる魅力的な選択肢です。特に、ITリソースが限られている中小企業や、証券業界の経験がない企業におすすめといえるでしょう。
大和総研(DIR)

基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 大和総研 |
| 最大の特徴 | 「Financial Plate」で新設ネット証券を支援 |
| どんなケースにおすすめか | 新規事業として証券会社/サービスを立上げたい |
評価項目
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 費用の安さ | 3 |
| 課題解決能力 | 4 |
| 規制/証券知識 | 4 |
| レガシー統合力 | 4 |
| データ/セキュリティ | 4 |
大和総研は、大和証券グループの一員として、証券業界での豊富な経験と実績を背景に新設証券会社の立ち上げ支援を行っている企業です。
主力サービス「Financial Plate」では、証券会社設立に必要な基幹システムから運用ノウハウまでを包括的に提供。スマートプラスの立ち上げを支援した公式事例を持つなど、実践的な証券会社設立経験が豊富な点が大きな特徴です。
同社の強みは、大和証券グループ内に蓄積された証券事業のノウハウを活用できる点にあります。システム構築だけでなく、証券会社として必要な業務フロー設計、規制対応、リスク管理体制の構築まで、実際の証券会社運営で培われた知見をベースとした支援が可能。
また、新設から運営開始後の継続的な伴走支援まで一貫して対応できるため、証券業界の経験がない企業でも安心して事業を立ち上げられます。
新規事業として証券サービスへの参入を検討している企業や、既存の金融サービスを証券領域に拡張したい企業にとって、信頼性の高いパートナーです。証券業界のプロフェッショナルによる手厚いサポートを求める企業におすすめの選択肢といえるでしょう。
富士通

基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 富士通 |
| 最大の特徴 | 証券・投信管理などの既成ソリューションで短期導入 |
| どんなケースにおすすめか | 既存運用の負荷を抑えつつ周辺業務を効率化したい |
評価項目
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 費用の安さ | 3 |
| 課題解決能力 | 4 |
| 規制/証券知識 | 3 |
| レガシー統合力 | 4 |
| データ/セキュリティ | 4 |
富士通は、大手ITベンダーとしての総合力を活かし、証券・投信管理などの業務効率化ソリューションを提供している企業です。
主力製品である「SK-Lite」をはじめとする資金・証券管理ソリューションは、既存システムとの連携を重視した設計となっており、大規模な刷新を伴わずに業務効率化を実現できる点が特徴。信用金庫と証券会社の連携システムなど、異業種間での運用知見も豊富に蓄積しています。
同社の強みは、補完業務の標準化に特化したサービス群を提供している点にあります。証券会社の中核業務はそのまま継続しながら、周辺業務の効率化や自動化を段階的に進められるため、業務への影響を最小限に抑えながら改善効果を実感可能。
また、大手ITベンダーとしての安定した運用体制により、導入後の継続的なサポートも安心して任せられます。現在の基幹システムを大きく変更することなく、部分的な改善から始めたい証券会社や、リスクを抑えながら段階的にDXを進めたい企業にとって適切な選択肢です。着実で安全な改善アプローチを求める企業におすすめといえるでしょう。
証券会社DXの費用を安く抑える方法
証券会社のDXプロジェクトは大規模になりがちですが、戦略的なアプローチにより費用を大幅に削減することが可能です。以下の3つの方法を活用して、コストパフォーマンスの高いプロジェクトを実現しましょう。
要件を段階分割して部分導入を進める
DXプロジェクトの費用を抑える最も効果的な方法は、全体要件を複数のフェーズに分けて段階的に導入することです。まず最も効果の高い機能や緊急性の高い課題から着手し、成果を確認しながら次の段階に進む方式により、初期投資を大幅に削減できます。
例えば、営業支援システムの導入であれば、第一段階では顧客情報管理機能のみを導入し、効果が確認できてから提案支援機能や分析機能を追加するといったアプローチがあります。
この方法により、予算の平準化も可能になり、各段階での成果を踏まえて次の投資判断ができるため、無駄な機能開発を避けられます。
標準機能を優先してカスタマイズを最小限に抑える
多くのDXソリューションには標準機能が豊富に用意されており、これらを最大限活用することで開発費用を大幅に削減できます。自社独自の業務フローに完全に合わせたカスタマイズを求めるのではなく、標準機能に業務を合わせる発想の転換が重要。
特に、業界標準的な機能については、むしろ標準的な方法に業務を統一することで、将来的な保守性向上やスタッフの習熟度向上も期待できます。
どうしても必要なカスタマイズについては、設定変更やパラメータ調整で対応できる範囲に留めることで、開発コストとリスクの両方を抑制可能です。
既存システムとデータ資産を最大限活用する
証券会社が長年にわたって蓄積してきたシステムやデータは貴重な資産です。新しいDXソリューションを導入する際も、これらの既存資産を有効活用することで、ゼロからの開発コストを大幅に削減できます。
既存の顧客データベース、取引履歴、業務ノウハウなどを新システムに移行・連携することで、データ構築費用や初期設定の手間を省けるのがメリット。また、現在使用中のシステムの中で、まだ十分に機能するものについては、API連携により継続利用することも可能です。
完全なリプレースではなく、既存システムとの共存を前提とした設計により、移行リスクとコストの両方を最小限に抑えられます。
証券会社DXならニューラルオプト
証券会社のDXプロジェクトをお考えなら、ぜひニューラルオプトにご相談ください。世界的な生成AI「ChatGPT」の開発に携わった技術力と、「失敗リスクを最小化する」コンセプトによる総合支援で、確実な成果をお約束いたします。
単なるシステム開発ではなく、課題の特定から解決策の提案、組織への定着支援まで一気通貫でサポート。証券会社が抱える「AIを導入したいが何から始めればよいか分からない」「過去のDXプロジェクトが失敗に終わった」といった悩みに対し、コンサルティング力を活かした課題起点でのソリューション提案が可能です。
データマイニングやテキストマイニングの知見を活かし、証券会社が持つ大量の顧客データや取引データを有効活用する仕組みづくりも得意分野。ECサイト「eBay」の価格自動設定AIや手書き文字のAI認識システムなど、実用性の高い開発実績も豊富に蓄積しています。
費用面でも他社と比較して競争力のある価格設定により、限られた予算内でも最大限の効果を実現。証券会社のDXを成功に導く確実なパートナーとして、まずはお気軽にお問い合わせください。







